第14話 ページ15
愛叶side
愛叶｢広斗、どこ行くの？｣
広斗｢愛叶、お前はここに残れ｣
愛叶｢やだ。｣
広斗｢愛叶、頼む。ここまで来たらもう遊びじゃねぇんだ。雅貴には連絡入れてあるから、ここにいろ｣
広斗の気持ちはよくわかる。
私がいたら邪魔になるかもしれないし、重荷になるかもしれない。でも…
愛叶｢…やだ。｣
広斗｢愛叶、いい加減に…！｣
愛叶｢邪魔になるのはわかってる！迷惑になるのも、心配かけるのも…！でも、私は広斗と一緒に行きたいの！どうしても…｣
今彼と離れたら、ダメな気がした。
なんでか心がざわついた。お姉ちゃんが亡くなった日のように。
愛叶｢お願い。いい子にすから…｣
そう言えば、広斗はため息を着いて、お前怒らせると怖ぇからな…と呟くと、自分から離れないことを条件に連れていってくれた。
バイクを走らせる方向と反対の方向に先程の無名街のメンバーが走っていく。
愛叶｢あの人たち…｣
広斗｢RUDEBOYSだ。…少し遅かったか｣
愛叶｢広斗…？｣
広斗｢少し飛ばすぞ｣
広斗の背中に捕まり、私は去って行くRUDEBOYSのメンバー立ちを見つめた。
後方から前方へ視線を投げかければそこにはRUDEBOYSのリーダーと思わしき男の人が咳き込みながら倒れていた。ヒロトがバイクを停めると、絶対に離れんなよ。そう言って私をバイクから下ろした。
愛叶｢え、ちょ、広斗？｣
広斗｢お前がついてくるって言ったんだろ？｣
いや、、確かに言った。
後悔先に立たずとはこの事だ。ふと我に返れば、自分の後ろに人の気配を感じ、私は回し蹴りをした。
広斗｢…は？｣
愛叶｢はぁ…。危なかった。広斗、早く行かないと、あの人！｣
広斗は動揺しつつも、彼を援護するべく彼のところに向かった。
私もその後に続く。
スモーキー｢おい、どーゆーつもりだ｣
広斗｢お前に用があんだけどな｣
2人はその言葉だけ交わし、またかかってくる連中の元へ向かう。
??｢お嬢さん｣
声をかけられ、後ろを振り向けば黒い服を身にまとった男が刀を持って立っていた。
??｢あなた、神城叶女の妹さん…でしたか？愛叶さん｣
愛叶｢な、んでお姉ちゃんを知って…｣
??｢知っていますよ。隅から隅まで。あんなに愛しあったのだから。いや、一方的な愛でしたかね｣
愛叶｢何言って…｣
??｢その癖に、妹に手を出さないでと最後の最後に小物が噛み付いてきて…｣
愛叶｢な、んの話しよ…｣
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クロ - 気になる終わり方をしているので凄く気になるんですよねー (2019年10月27日 8時) (
レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
クロ - １つの小説どれか完結まで書いて欲しいですね！どれも中途半端だと思います！ (2019年10月26日 6時) (レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繭 | 作成日時：2019年10月13日 3時
