第12話 ページ13
愛叶side
熱も下がり、私も2人のお仕事に同伴することとなった。
広斗｢お前、ふざけてんのか？｣
愛叶｢え？｣
広斗｢遠足に行くんじゃねーぞ｣
雅貴｢あぁ…多分広斗は愛叶ちゃんの服装の事言ってるんだよ｣
愛叶｢服装？｣
私の服装は至ってシンプルだ、紺色のチェックのマフラーに白のニット、グレーのコートに黒のミニスカート。
雅貴｢んー、確かに女の子らしい格好だとこっちも助かるんだよ？もし相手にバレた時恋人のフリとかしやすいから。つまり、広斗くんはヤキモチ妬いてるんだよ〜！！ねー、広斗？｣
広斗｢あ？｣
愛叶｢んー…変だったってことだよね…確かに脚太いし、幼かったかも…バイクにも乗るし…着替えてくる。｣
でもさ、でもさでもさ、広斗ったらそんな言い方なくない？ひどい。もう知らない。広斗のバカ！アホ！イケメン！
私はそそくさと自分の部屋に行き、黒のハイウエストスキニーと白のニット、ライダースジャケットに着替えた。
その格好ならいいと言わんばかりの広斗の態度にイラッと来たけれどそこは押えて、とりあえず家を出る。
広斗｢おい。何でそっちのんだよ｣
雅貴｢愛叶ちゃん？｣
私が雅貴さんの後ろに跨がれば、2人とも不思議そうにこちらを見てくる。
愛叶｢だって、広斗優しくないもん｣
広斗｢あ？｣
愛叶｢雅貴さんは優しいから、こっちに乗るんです。｣
広斗｢あ、？｣
愛叶｢どーせ私は可愛くないし、あーゆー格好は似合いませんよ。頭の中いつだって遠足ですよ｣
広斗｢は？お前怒ってんの？｣
愛叶｢あ？怒ってませんけど？｣
雅貴｢いや、怒ってる…｣
愛叶｢怒ってないって言ってんだろ。早くバイク出せや。｣
雅貴｢う、うす。｣
女の子の日が近いせいか私はいつも以上にイライラしていた。
これから私たちを待ち受ける
とてつもない恐怖なんか知らずに
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クロ - 気になる終わり方をしているので凄く気になるんですよねー (2019年10月27日 8時) (
レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
クロ - １つの小説どれか完結まで書いて欲しいですね！どれも中途半端だと思います！ (2019年10月26日 6時) (レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繭 | 作成日時：2019年10月13日 3時
