優しさ【ドラコ】 ページ1
貴方side
ｻﾞｧｧｧｧｧｧｧｧ……
あーもう最悪……久々にホグズミードに来たのに雨降るなんて…
貴｢はぁ……こんな事なら部屋で本でも読んでいればよかった。｣
？｢………Aじゃないか｣
スリザリン寮の生徒と会うなんて……
貴｢あら、貴方がホグズミードにいるなんて。｣
ﾄﾞﾗｺ｢僕がいちゃいけないのか？｣
貴｢誰もそんな事言ってないわ。｣
ﾄﾞﾗｺ｢……傘がないなら僕の傘に入っていけ。｣
貴｢グリフィンドールの私と貴方が一緒にいて何か勘違いされても困るわ。｣
ﾄﾞﾗｺ｢ならずっとここにいるつもりか？｣
貴｢それは……｣
うーん、早く帰って勉強しなきゃならないし……
貴｢ホグワーツの前までね。｣
ﾄﾞﾗｺ｢あぁ。｣
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ…………
貴｢さぁ、着いたわ。入れてくれてありがとう。じゃあね。｣
ﾄﾞﾗｺ｢………………待て。｣
貴｢なによ？｣
引き止められたくないのだけど。
ﾄﾞﾗｺ｢その…………格好で行くつもりか……？////｣
貴｢え？｣
ﾄﾞﾗｺ｢し、下着が……………透けてる……//////｣
貴｢……は！？｣
え、今羽織るものなんて……
ﾄﾞﾗｺ｢このブランケット羽織っていけ。｣
貴｢え…………｣
でもこのまま戻れないし……
貴｢あ、ありがとう…｣
ﾄﾞﾗｺ｢あぁ、じゃあな。｣
………………意外と優しいのかもしれない。
ドラコside
スリザリンでありながら僕はグリフィンドールの子に惚れてしまった……
だから今日見かけた時思わず声かけてしまったけど………
きっと彼女は律儀だからブランケット返しにくるだろう、また話せるのか…
次はもっとちゃんとした話をしたいな…………
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作者名：まなか | 作成日時：2017年8月14日 1時
