好きになってごめんなさい。【 赤葦 京治 】

ごめんなさい19 ページ20

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Aが髪を切った時だった。




木葉さんのタイプになりたくて、ショートにしていた。




ショートが似合うAは誰が見ても可愛かった。







「似合ってるよ！A！」




「あっ、ありが、と…」






私と赤葦君をいつも支えてくれるAに



恩返しがしたいから、頑張ってほしいなぁ。





なんて思っていた。








「ほら！ね、赤葦君も！Aの髪、似合ってるよね！」







赤葦君のことだからきっとまたAをからかうんだろうな、



って思っていた。








＿＿…でも。








「…ｯえ？…あ、あぁ。うん。似合ってるよ、宇野！」






何故か赤葦君の頬は赤くなっていて、



優しい目でAを見つめていた。









＿＿＿あれ、赤葦君ってその目でAみてたっけ？







私と話す時の優しく目が、今は私に、じゃなくて、





綺麗なAの瞳に向けられていて。









＿＿あれ、あれ？？






その時から、なにかが変化したような気がした。







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