ゆびさし空 3rd zone

☆ ページ17

私、生きてていいんやね？

笑って、生きててもいいんよね？




たぶん、この罪悪感とは、一生付き合っていかないといけない。




それでもやっぱり、私は笑顔で生きていたい。






この痛みと上手に付き合っていきながら、幸せになりたい。








遠くに見える花火の音が心地よく聞こえる。

北ちゃんがいてくれて、本当に良かった。






ゆっくりと北ちゃんから離れる。








『ありがとう。』






生きる勇気をくれて。

心の支えになってくれて。









北「そばにおるって小さい頃言ったやろ？」


『…うん…。』







そうだったね、言ってたね、北ちゃんは。






熱いまなざしで見ると、

ニコッと笑い、私の頭をなでてくれた。









…………北ちゃん。好き。


どうしても止まらんよ。

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