愛のカタチ【JK&JM】 (ページ33)

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『話すよ…。
だから……、諦めてね。』

事情を話して

そう言った彼に条件を叩きつける。

JM「それは、聞いてから。」

何だかこの人の言う言葉には重みがある

人の心を射抜く力がある

そう思いながら、観念した。

『私とジョングク君が会ったのは
私の仕事場だよ。』

.

.

.

私とジョングク君が出会ったのは

今は大きく成長したジョングクの会社が

まだ赤ちゃんのように小さく

世間から評価されてない時期。

私は何の変哲もない高校を卒業して

その小さな会社の受付嬢として働いていた。

幸いだった。

頭がたらなくて

大学進学する気はサラサラなかった私。

人手不足の上に

小さかった会社には

脳のない人間でも

働いてくれるだけ増しだったのかも。

会社の小さいエントランスで

時々訪問される方々の対応をしたり…、

契約者

いわゆる会社所属のタレントさんの

出勤を確認したりする業務。

そのタレントさんの卵の1人が

ジョングク君だった。