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私の言葉に目の前の男性は
やり切れない
そんな顔をしてる。
ま、そうだよね。
救い出したい
ここにいちゃ良くない
そう言ったのに
相手に
「諦めて」
そう言われたも同然の内容を彼に話したのだから。
私は以前のような
ジョングクの怖い声や顔を見たくないんだ。
ただそれだけなんだよ。
「ジョングクの幸せを
そこまで君が守る理由ってなに？」
目の前の男性が
俯いたまま、低い声で尋ねてくる。
「事情があるなら話してよ。
それも含めて、君の味方になる。
君を鳥籠の中の鳥から自由な人間に戻す。」
彼がそう言って、表をあげる。
さっきのやり切れない顔は
真剣に私を見つめてくる。
この人は本気なんだ。
直感が働いた。
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作者名：るるる。 | 作成日時：2021年3月23日 18時
