愛のカタチ【JK&JM】 (ページ20)

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JK side

Aの部屋を開けると、

ずっと扉の方を眺めていたのか

すぐにAと目が合う。

JK「おはよ」

『おはよ』

可愛い綺麗な唇が動く。

JK「昨日、結局来れなくてごめん
寝ちゃった笑笑
ほんとごめん。」

ベッドに横たわっている

俺だけのお姫様に謝罪すると、

『許しません。』

そう言って、頬を膨らまし、

タコのようになる彼女。

でも、ベッドに横たわっている彼女は

ベッドのそばに立っている俺から見れば

上目遣いで

それまた、ヤバいわけで。

彼女は少し寂しかったのか、拗ねてるが、

この顔も全て含めて

可愛いでまとめられる。

JK「許して、」

そう呟いて、

彼女のタコのように尖った唇に

口付ける。

みるみる赤くなる顔に

笑わずにはいられない。

いや、笑うと言うよりは…

ニヤけるの方があってるかも笑笑

『許す///』

可愛いって言葉は、たぶん君の為にあるんだよ。

ん。待てよ。

彼女の目元。

俺がベッドに寝ている彼女を

覗き込む形の体制だから気づかなかった。

影だと思った。

クマがうっすらある…。

JK「昨日…、、寝れなかった？」

『え?!』

図星なのか、

少しビックリするA。

JK「いや…、目元、クマが出来てるからさ」

『あ、ほんと……。』

そう言って、

目元をそっと細い指で撫でる彼女。

そんな行動したって、

クマは消えるわけじゃないのに。

JK「寝れなかった？
もしかして…、うるさかった？」

『そ、そんなことないよ!!』

慌てて否定する彼女。

優しさがその行動を起こさせているんだろう。

JK「ごめんね。
次からは、もっと静かするね。
人数も減らすようにする。」

『うん、ありがとう、ごめんね』

感謝も謝罪もする彼女は、

やっぱり心が人一倍、清らかなんだろう。

そう思った。

その後は、

出勤ギリギリの時間までゆっくり話した。

彼女にうっすら出来たクマを

意味もなく撫でながら。