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―笑いぞら― ページ34
子鳥が鳴いてる。
あの感動とも言えがたい北ちゃんとの再会から約一ヶ月が経った。
設定していたアラームの音を聞かずに起きてしまった。
だけど…どうにも起き上がれない。
…何の感情もない。
喜怒哀楽が皆無状態。
そのままぼーっとしていると、アラームが鳴った。
…アラームの方が寝坊ってどうよ?って感じだ。
伯父さんと光莉さんが買ってくれた制服に身を通す。
伯「おっ、似合っとんやん!」
光「ほんとや〜!青春やね〜!
あっ、私たちも入学式、行くかいね♪」
今日は、高校の入学式
部屋にこもって過ぎた時間は、私の感情を忘れさせた。
光莉さんのご飯を食べても、やっぱり何も感じない。
念願だった北ちゃんとの再会が想像と違いすぎていて、
いまだに現実を受け止められない。
会ったらまた、あの時のように笑いあえると思ってたから。
そして、その願いや希望が
…暗い日々の私の心の支えだったから。
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作者名:ゆめゆめ。 | 作成日時:2018年10月14日 10時