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あなた side ページ11

「な、なんでもないよ」


壱馬「あ、そうやったらいいけど」


似ている。中学生の頃の元彼に。もう、帰らぬ人に。


目とも 笑った顔 話し方 全てが似ていて生まれ変わりと思うほど似ていたのよ


彼が居なくなった現実から逃げたくて知り合いが居ないこの学校に来た


そんなある日に北人が転校してきたから


過去から逃げていた私には辛かった 私は弱い


だから、北人に強く当たってしまう


本当はあんなことなんかしたくない 北人と喋ってみたい


でも、私の過去を聞いたらみんな拒絶する 離れて行っちゃう


弱い私には北人を避けること


みんなに過去を隠すことしか出来なくなっていた

放課後→←壱馬side



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作者名:アリス | 作成日時:2019年7月16日 21時

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