ユガリ : 2 ページ9
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Hwang Yunseong
「何をしてるの、外出るときは髪を乾かさなきゃ。風邪引くじゃん。」
YS「……え、あ、」
と、マネージャーの顔をしたヌナに手を引かれる。ぐんぐん俺を引っ張って歩くわりには、その手は小さくて、後ろ姿が小さくてとても可愛くて……
連れていかれたのは、グループ評価のときに使っていた練習室がある建物。フロントのソファに座らせられて待っていると、奥の部屋からドライヤーを持ってきた。手際よくコードをはずして、コンセントを指す。
ぶわぁーーーーーーー
と、何も言わずにヌナは髪を乾かし始める。
……これはどういう状況なんだろうと、冷静に考えてみても、よくわからない。
ヌナの細い指が俺の頭皮を触り、スルスルと髪を通っていく。その感覚がすごく不思議なかんじだった。
ドライヤーを終えて、クシで髪を解かしてくれながら、
「綺麗な黒髪だね」
と言ってくれた。
「でも濡れた髪を放置しちゃったら痛んじゃう。男の子であっても髪の毛は大切にしなきゃ。」
せっかく解いてくれたはずなのに、くしゃくしゃと俺の髪を掴むように撫でられた。
ヌナは俺を弟のように扱う。
……いや、皆を弟のように扱うんだろう。
YS「ヌナ、」
「ん？」
YS「ヌナは皆を見てる？」
ドライヤーを片付けようとするヌナにそうきいた。
YS「それとも誰かだけを見てるの？」
きっと皆を見てるって即答するもんだと思っていた。
「……日によるかな」
俺は意外な答えに驚いていた。
「今日は髪を濡らしたファンユンソンくんがいたから、ほっとけおけなくて、ユンソン君を見てたよ」
物理的に見ていただけ。
言葉って解釈次第だもんな。
YS「……ステージは皆平等に見てください」
何故か敬語になってしまった。
「ユンソンくんは自分だけ見てとか言わないんだね。」
言いたいんだよ。
言いたくてたまらない。
YS「ステージは6人で作るものだから」
何をかっこつけて言ってるんだ。
１歩さがる必要なんてないはずなのに。
「そうだね。良いこと言うじゃん」
といって、ヌナはドライヤーを持って行ってしまった。
ドンヒョンみたいに僕だけを見てって言えたら、どれだけいいだろうか。
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かんめい(プロフ) - Pさん更新お疲れ様です!Pさんの書くお話大好きで読ませてもらってます!更新待ってます！頑張ってください！ (2019年11月10日 12時) (
レス) id: 969093f59d (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - 好さん» いつも読んでくださり、ありがとうございます。私自身も話がちょっとずれてることは感じております。なので、プデュらしい(?)話に戻すとは思います。しかし私の個人の好みに沿って話を作るのでご期待には答えれないかもしれません。申し訳ないです。 (2019年10月4日 16時) (レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - odenden105さん» マリモンは正義です！ (2019年9月21日 0時) (レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
odenden105(プロフ) - マリモン出してくるなんてずるいです！！！！好きです！！！！ (2019年9月20日 13時) (レス) id: 26eea8ab58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2019年9月12日 9時
