再びアイナナの世界にトリップしました。 (ページ14)

今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:116,690 hit

聖地の出会い２ページ14

椅子に座って、TRIGGERの曲を流しながら、台本を読む。

そうだ。明日Re:valeのCD買いに行こうかな。

ついでにミュージカルのDVDも買おう。

そんなことを考えていると、キッチンの方から私を呼ぶ声がしたので、台本を置き、音楽を止めると皆が待つダイニングに向かった。

「す、すげえ・・・。」

テーブルの上には言葉通りの豪華な料理がたくさん並べてあった。

七「えへへ、聯のために頑張ったんだ！」

陸が腰に手をやり、えっへんとした顔でずいぶんと満足そうだ。

三「スイーツも作ったんだ、あとで皆で食べようぜ！」

「ありがとう！」

四「なあ、まだ食べちゃだめ？」

一「四葉さん・・・少しぐらい我慢してくださいよ。」

六「oh・・・凄く美味しそうでーす！」

五「聯くん。聯くんはこの席に座って。」

「あ、ありがとう。」

誕生日というわけではないが、一応主役という事で誕生日席に座る。

ダイニングやリビングは事務所のタレントや事務員でいっぱい。

ていうか、ここにいるってことは私が女だって知ってるのかな？

音「聯くん。」

「あ、社長！万理さん！」

社長に話しかけられ、反射的に立ち上がる。

隣には万理さんもいた。

音「よく帰って来てくれた。嬉しいよ。」

万「最初事情を聞いたときはドッキリでもされてるのかと思ったけどね。」

万理さんは苦笑いをしながら言った。

万「ここにいる子たちは、皆聯くんの復帰祝いだと通してあるよ。病気のね。」

あ、そうだったんだ・・・。

納得すると、社長は小声で

音「僕らとしては、君が女の子だったとしても、IDOLiSH8を辞めさせるようなことはしないよ。これからも頑張ってくれ。」

と言った。

「はい！ありがとうございます！頑張ります！」

それから５分後、皆は完全に準備が整ったようで、椅子に座ったり、私の座っているテーブルを囲むように並んだ。

七「聯。」

皆「復帰おめでとう！！」

皆で声を合わせそういうと、一斉にクラッカーを鳴らす。

歓迎されている事実に私は素直に感動した。

「皆、ありがとう！明星聯。これからも頑張ります！」

それから食べながらいろいろな話をした。

私があっちの世界でミュージカルを目指していることも。

皆、私を応援してくれた。

あ、もちろん、これを話したのは事情を知ってるメンバーだけだよ。