再びアイナナの世界にトリップしました。 (ページ11)

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突然の再会ページ11

SNSを確認しながら、皆の後ろを歩く。

よかった。今のところ、批判とかは来てない事に安堵のため息を吐く。

Re:valeの番組なのに最初の方私だけすごい目立っていたために、少し不安に思っていたのだ。

携帯を後ろのポケットにしまった、その時だった。

「ふぁ！？」

急に横の扉が開いたと思いきや、思いっきり腕を引かれた。

四「あれ？聯ちん消えた。」

紡「凄い声を上げてましたね・・・。」

ニ「ここは・・・、空気読んだ方がいいみたいだな。」

三「じゃあ先に車乗っとくか。先に車行くって連絡しとこ。」

メンバーは聯が吸い込まれた部屋の正体を知ると、中に入ろうとはせず先に進むのだった。

「て、天・・・。」

九「久しぶり。A。」

目の前には私の腕を掴んだまま、黒を基調とした衣装を身にまとっている、天がいた。

「吃驚した・・・。一瞬意識飛んじゃった。」

九「それはごめん。とりあえず、座って。」

天はそういうと、部屋の奥へと戻り３人が座れるであろうソファーに向かう。

「でも・・・皆を待たせて・・・ん？」

携帯の通知音が鳴り、携帯を開くと、三月から車で待っているとメンセージを貰った。

再び携帯をポケットにしまうと、私は部屋の奥へと進むことにした。

「そういえばっ・・・！」

天の隣に座ったとたん、天に抱きしめられる。

「天・・・？」

九「よかった・・・また会えて。」

「・・・うん。ちゃんと帰って来たよ。」

そう言うと天の背中にゆっくりと腕をまわし・・・。

九「ちょっと待った。」

「・・・？」

一旦体を離されると、天は躊躇なく私の頭を掴む。

「え！？ちょまっ、やめて痛いか・・・ら・・・？」

痛みを覚悟して目を思いっきり閉じるも痛みは一向にやってこない。

うっすら目を開けると、天の右手には白髪のカツラが握られていた。

視界も少し低くなっている。

九「へえ、カツラとれば女の子に戻れるんだ。」

「知らないでやったの！？毛が一気に抜けたらどうするつもりや！」

九「考えてなかった。」

「おいおい・・・。」

そういえば、このカツラは私の意思でしか取れなかったはずだ。

なんで天は取ることが出来たんだろう・・・？