拒否反応 ページ8
「・・・っ!」
金縛りが一気に解けたかのように目を覚ます。
すぐ目の前には白い天井。
私はベッドで寝かされてる。
ココハドコ??
周りを見渡す。
狭い空間に怪しい器具がイッパイ。
そこに天の姿は、ナイ
私は何をサレルノ?
コワイ
「嫌だ・・・嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやだいやだイヤダ」
助けてくれたんじゃなかったの?それともあれはただの幻???
頭が混乱と恐怖で一杯になる。
それほどに、あの光景が頭に焼き付いて離れない。
真っ赤に染まった視界に映る、母の満足そうな顔。
「あああああああああああ!!!!!!!!」
ベッドに横たわったまま、頭を抱えてひたすら叫ぶ。
遂に私は狂ってしまったようだ。
ガチャ
足元のすぐ先にある扉の開く音がする。
きっと、あの男たちだ。
手をこちらに伸ばす気配がする。
「ヤメテ!!!いい子にするからあ!!!!」
目を瞑ってひたすら暴れる。
『_________!』
何か言ってる。だけど聞こえない。
私の必死の反抗も虚しく、手首をあっさりと掴まれ、強引に引き寄せられる。
男たちに襲われたあの光景を思い出す。
イヤダ、イヤダイヤダイヤダイヤダ
気づいたら私は相手の腕の中
「もう痛いのは嫌だああああ!!!!」
私の中の恐怖が、爆発した。
ふと感じる、頭に優しい手の感触。
これは・・・撫でられてるの?
?「・・・辛かったでしょ。ごめん。すぐに見つけられなくて。」
恐る恐る、上を見上げる。
そこには、恐れていたあの男の姿ではなく、優しい顔で私の頭を撫でる、天がいた。
「天・・・。」
九「もう大丈夫だから。怖がる心配なんてないよ。」
その言葉に安心して涙が一気に溢れ出る。
「・・・っ、怖かった・・・怖かったよぉ・・・!」
私は天の腕の中で、泣き続けた。
天はそんな私の頭を、ずっと撫でていてくれた。
459人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
manaekaki(プロフ) - 流れるさん» コメありがとうございます!そう言ってもらえるとありがたいです!最近更新遅めですいません・・・。がんばります! (2016年11月27日 23時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)
流れる - めっちゃ面白いです!便新ファイトです! (2016年11月25日 19時) (レス) id: 81601c6819 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - ryeowook0621さん» コメありがとうございます!更新頑張ります! (2016年10月11日 23時) (レス) id: 02c8dea248 (このIDを非表示/違反報告)
ryeowook0621(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2016年10月10日 23時) (レス) id: 6e0dcf88f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:manaekaki | 作成日時:2016年10月6日 23時