アイナナの世界にトリップしました。・・・え？４

傷２ ページ13

お店に入りパーカーを探す。

小さなお店だったのですぐ見つけることができた。

よかった、私のイメージカラーの白がある。

私はそれを買い、一度着替え室に戻り荷物をまとめて皆の所へ向かった。

四「あ、きた。」

六「OH！聯、セクシーです！」

「セクシーじゃねえよ！」

ツッコみながら紡が用意してくれたテントに向かう。

そこには社長と万理さんがいた。

荷物を置き、また皆の所へ向かう。

しばらく戯れていると、

紡「みなさーん！」

紡からのお呼びだしがかかる。

走って紡のいるテントに皆で向かうと、

紡「日焼けしちゃだめなので、これを体中に塗ってください！」

紡「その後に撮影したいと思います！」

そう言って一つの日焼け止めを最初にナギに渡した。

意外と塗るのに時間がかかるため、時間を持て余した私は日陰でボーッとしてた。

五「聯くん。」

すると壮五が話しかけてきた。

右手には日焼け止め。

五「悪いんだけど、背中に塗ってくれる？手が届かなくて。」

「いいよ。」

後ろを向いた壮五の背中に日焼け止めを塗っていく。

てかスベスベすぎてつらいです。

塗り終わると、

五「ありがとう。そうだ、聯くんの背中にも塗ってあげるよ。」

「ありがｔ・・・。」

最後まで言い終わる前に言いとどまる。

ありがとうじゃねえよ！！

さっきまで傷がうんたらかんたら言ってたじゃねえか！

「あー、やっぱいいよ。悪いし。うん。」

五「でも「んじゃ！」って聯くん！？」

ごめんよ壮五。決して嫌いになったわけじゃないんだ。

「紡。」

私は虐待されていたことを知る紡に話しかける。

紡「どうしたの？」

「悪いんだけどさ、日焼け止め、背中に塗ってくれない？」

紡「いいよ！」

そう言って私は誰にも傷が見えない位置に移動し、パーカーを脱ぐ。

紡が背中に回り込む。

紡「・・・なにこれ・・・。」

「随分前に虐待されてたって言ったでしょ？その時の傷だよ。」

紡「そんな・・・っ、酷いよ・・・っ。」

「あと、撮影はパーカーを着たままでもいい？皆に傷を見られたくないし。」

紡「・・・わかった！じゃあ塗るね！」

「ありがと。」





その後は

四「なんで聯ちん脱がねえの？」

と言われ何度も脱がされそうになったが、それを全力で阻止した。

CDジャケットの撮影は紡が気を利かせて全員にパーカーを着せてくれました。

その後に気づいた。

パーカー脱がないんだったら日焼け止め背中に塗る必要なくね！？

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