双子が作り出す頂きの景色!!!

頂きの景色6＆イラスト ページ8

−−−影山side−−−









日向「明日勝って！体育館入れてもらって！ちゃんと部活始めんだ！！」


影山「･･･」


日向「あっ、あとお前は勝たなきゃセッターやらしてもらえなくなるんだっけか。」←


影山「分かってたら集中してやれ(怒)！！」←









こいつしれっと･･･(怒)。



俺たちが負けた時に出された条件、俺がセッターをしてはいけないということ。俺から手足をもぎ取られるようなもんだ。俺はスパイカーじゃなく、セッターをやりたい。やり続けたい。



確かにスパイカーはかっこいい･･･けど、敵のブロックを欺いてスパイカーの前の壁を切り開く、難しくてかっこよくて面白いのがセッターだ。



そんなかっこいいポジションに･･･憧れた。



セッターとしてコートに立ち続けたい。



その為に、明日の３対３は勝たなきゃいけねんだ。すると、レシーブをミスったボールを取りに行った日向が口を開いた。









日向「･･･そういや、相手の１年ってどんな奴かな？先輩相手よりはマシだよな？」


影山「どんな奴だろうと関係ねえよ。勝つ以外の選択肢なんか無い。」


日向「俺も今そう言おうとしたんだ！！」


影山「」ｲﾗｯ←


日向「ふっふーん！」


影山「･････････ﾁｯ。」←


日向「舌打ちすんな！！！」


影山「オラ！！！とっととテメェのそのへなちょこレシーブ最低限のモノにしねえといけねんだからバテるんじゃねえぞ！！！」


日向「へなちょこレシーブとは何だ！！！」


影山「言われたくなかったら、これくらいのスパイク止められるようになれッ！！！」ﾊﾞｼﾝｯ


日向「いや！頭上通過してったんですけど！！」←


影山「うるせえ！！」←


日向「理不尽！！！」←









スパイクする手に力を入れ過ぎてしまい、風に乗ったボールは日向の頭上を通過して転がっていってしまった。それを文句を言いながら取りに行く日向。



本当にこいつは大丈夫なのか？そう思いながら溜息をつき、その場に座り込んでしまった。









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影山「ハア･･････トスあげてえ。」


？「へえ〜君もセッターなの。」


影山「！」









ふと･･･声がして、横を見るとそこには灰色の髪をした知らない人が楽しげにこちらを見つめていた。









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