夢物語99 ページ9
−−−ｺﾞｰﾙﾄﾞside−−−
黒子「･･････白咲さん！」
貴「！」
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目元を拭っていたAの手首を掴み、これからのことを聞いていた時だった。向こうからあのチビがAのことを呼んだのだろう。一瞬驚いたAだったが、ゆっくりあちらを振り向いた。
あのチビだけじゃない･･･
先程まで戦っていた奴らやベンチにいた奴らまで、全員Aのことを見つめていた。試合の時から疑問に思っていた･･･あいつらがAと面識があることに。だいたい予想はつくが俺も黙ってそちらを見つめていると、Aが静かに口を開いた。
貴〔･･･ナッシュ。〕
ｺﾞｰﾙﾄﾞ〔･･･何だ。〕
貴〔･･･〕
ｺﾞｰﾙﾄﾞ〔･･･〕
･･･俺の名前を呼んだと思えば、何も発しないA。顔は向こうを見ていて、こちらからは小さな頭しか見えないが、何となく言いづらそうなのが分かった俺からは小さな溜息がでた。
ｺﾞｰﾙﾄﾞ〔ハア･･････好きにしろ。〕
貴〔！〕
ｺﾞｰﾙﾄﾞ〔･････････先に行ってる。〕
貴〔･･･分かった。〕
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そして･･･
俺の手から小さな手が離れていった。
また･･･虚無感だけが残る。あいつが離れていったと同時に、俺も背を向けてコートを後にした。
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『分かったんじゃないのか?あいつらと戦って。』
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ｺﾞｰﾙﾄﾞ〔･･･〕
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言われなくても分かってんだよ。
負けた原因は"その差"だったってことだろ。
俺には無いものをあいつらは持っていた･･･
それを分からせたかったんだろ、テメェは。
ｺﾞｰﾙﾄﾞ〔お前に合うスタイルってヤツがそれか･･･〕
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小さな手を掴んでいた手のひらを･･･
俺は静かに見つめていた。
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にゃぽ(プロフ) - 続編待ってました！通知がきたときはまさか…と思ったのですが、めちゃくちゃありがとうございます。きたーー！って心の中で叫びました！(笑)今までの作品ももう一回読み返して続編楽しみにしてます！ (2019年2月1日 5時) (
レス) id: 201b7e6d3a (このIDを非表示/違反報告)
自称Mr.イケメン女子(プロフ) - 待ってましたァァアア！！続編ありがとうございます！！楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年2月1日 1時) (レス) id: 16273f7f41 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ(プロフ) - 続編嬉しいです！楽しみにしてます！！ (2019年1月31日 23時) (レス) id: 5839742182 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 続編お待ちしておりました！！ 最初に更新を始めたあたりからひっそりと読み始め応援しておりましたが、完結してしまったので嬉しいけれどさみしいような気持ちでいました。 だからこそ今回また続編をやっていただけるなんて… 言葉にできません！！ また読み返します！ (2019年1月31日 23時) (レス) id: fbc4560f6b (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - 続編！？待ってましたァ!!完結する前からずっと見てて…白咲ちゃんと虹村くんの物語がもう一度見れるなんて…嬉しすぎて泣けます(´；ω；｀) (2019年1月31日 22時) (レス) id: e34e873475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2017年7月26日 20時
