虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part2 (ページ35)

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恋物語71 ページ35

－－－虹村side－－－

たぁくっ…

早くAのとこに行ってあげねえとって思ってんのに、赤司何も言ってなかったのかよ。大切な事だったから、頭突っ込んじまった。

緑間や紫原、それに灰崎までもが一体どういう事だ？という表情でこちらを見つめている。

ハア…

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虹村「ウチの地区ではこの時期毎年上位10校で交流戦を行っている。非公式だが、ただの練習試合より熱の入る大会だ。」

緑間「？……知っています。来週ですよね。」

虹村「ああ…けどウチは基本実力的に頭二つは抜けてるからな。あえてシビアにするために、ワザと制限付きで試合をする。周りには言わねーけど。

今年の制限は『1年のみ』だ。

今までスタメンは上級生とローテーションで代えていたが、今回はお前ら5人だけで戦ってもらう。

俺らもベンチに入ってるから万一危なくなったら交代するが、もしそうなったら最悪降格も覚悟しておけよ。

それともうひとつ…

1年っつーことで黒子にも6人目(シックスマン)として出てもらう。ただし、もし使えなけりゃ…

即降格だ。」

1年「「………」」

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ホント…

この事についてコーチに言われた時はあれだったが、内心では驚いてはいなかった。

そうくると……なんとなく分かっていたから。

久保田は俯いていたが、俺は良い案ではないか？と同意して、その話をのんだ。

俺たちだけが強くなってはいけない。今も大切だが、これからの事を考えるとこいつらにも強くなってもらわなければならない。

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虹村「……分かったな？」

緑間「……はい、分かりました。」

虹村「うし…………それと赤司。ここにいない青峰にも後で伝えとけ。いいな？」

赤司「分かりました。」

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言うことは全部言った俺は今度こそ更衣室を出ようとした時、あいつが話しかけてきた。

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紫原「虹村さーん。」

虹村「ぁあ？」

紫原「…………白ちん………元気？」

虹村「！………ああ、今頃テレビ見ながらゴロゴロしてるんじゃね。」

紫原「ふーん………そっか～。」

虹村「………じゃな。」

全「「おつかれっしたー。」」

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ﾊﾞﾀﾝｯ…

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あいつ…

顔に出さない割には心配してんのな…