虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part2 (ページ24)

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恋物語60 ページ24

－－－桃井side－－－

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桃井「うわー…祥吾君。これはどう見てもテキトーすぎ！もう！」

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保健室にやって来ると先生がおらず、とても静かだった。耳を澄ますと、息苦しそうな声が聞こえたので奥にあるベッドを覗くと真っ赤な顔をした白咲さんが横たわっていた。

そして白咲さんの額についていた冷えピタ…

祥吾君がつけたのね。しっかり付いてなくて一部取れかかってる。つけるんならちゃんとつけなさいよ！もう！

そう思いながら、取れかかってる部分も綺麗に直して貼ってあげた。

後は解熱剤飲ませないと…

私は棚にあった解熱剤を取り出し、水の入ったコップを持ってベッドに戻ってくると白咲さんに話しかけた。

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桃井「白咲さ～ん、聞こえますか～？」

貴「…………うっ…」

桃井「…………白咲さ～ん。」

貴「……っ…………も……もい？」

桃井「！……白咲さん！」

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静かに呼び続けていると、白咲さんが重そうな瞼をゆっくりと持ち上げ、目を開けた。

目を開けるのもキツいのか、しっかりと開いていない。それ程辛いのだろう…

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桃井「白咲さん、解熱剤持ってきたので飲んでください。起き上がれますか？」

貴「っ……ああ。」

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白咲さんはゆっくりと起き上がり、私から解熱剤を２錠受け取って口に含んだ。

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桃井「……お水です。」

貴「……ん。」

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よし…これであとは寝かせて置いtｯ……

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貴「うっ…………ｹﾞﾎｯ!!ｺﾞﾎｯ!!」

桃井「白咲さん！？」

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白咲さんは今飲んだ薬を水と共に一気に吐き出した。私は慌てて白咲さんの背中を擦り、楽にさせようとしたが白咲さんの咳が一向に止まらない。

ど、どうしよ……

すると…

白咲さんはまた意識が無くなったのか、私の方に体が傾いてきた。

やっぱり…

気を失ってる…

私は解熱剤を飲ませる事を断念して、白咲さんを寝かせて布団を掛けてあげた。

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白咲さん…