幸福をあなたに捧げる (ページ6)

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海人side

どうせ人なんかすぐ裏切る

だから信用するとか無駄なことはしない

いろいろあって転校したけど

誰とも関わらないし話す気もない

それに、俺には大切な妹がいる

俺はこの妹を守るためだけでいい

学校に行って寝てバイトして

妹を保育園まで迎えに行って

また''あの家''に帰る

今日もいつも通り妹を迎えに行って歩いていた

｢今日は何したの〜？｣

妹｢えっとねーお絵描き！｣

｢いいねまた見せてよ｣

妹｢うん！｣

可愛い。

この時間だけは俺の人生も幸せだなって思える

ｶﾞｼｯ

怖い。

急に肩を掴まれた俺は恐怖心でしか無かった

廉｢そんな驚くことないやん｣

あ、隣の席の人

廉｢俺わかる？隣の席の｣

さすがに隣の席だし、

自己紹介してくれたからわかる

｢まあ、なんの用ですか｣

早く立ち去りたい。

誰とも関わる気ないし俺

廉｢妹さん？｣

｢そうですけど｣

妹｢ねえおうち帰りたくないよ｣

廉｢え？｣

、、！

だめそれ以上言っちゃダメ

ほら永瀬廉が不思議そうな顔で見てる

｢じゃあ忙しいんで｣

俺は逃げるように立ち去った

妹｢ごめんなさい、｣

ああ、そんな顔させたい訳じゃないのに

｢ううんお兄ちゃんこそごめんね｣

｢守ってあげるから帰ろっか｣

妹｢でもお兄ちゃんも、、｣

｢お兄ちゃんは大丈夫だから。｣