幸福をあなたに捧げる (ページ4)

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廉side

高2の一学期が始まってもう1週間が

立とうとしていた

まあ毎日なにも変わらない日々を過ごしてた

隣の席のアイツも授業中ほぼ寝てるし

休み時間も寝てるし

放課後になれば誰よりも早く帰っていた

そして今は部活行く前の放課後

紫耀｢ねえ聞いた？｣

神｢なにが？｣

紫耀｢あいつの噂｣

岸｢えなになに｣

俺らはと言うかクラス全体で

あいつ=髙橋海人という認識が

いつの間にかついてた

紫耀｢あいつ前の学校で暴力事件起こしてここ来たらしいよ｣

｢えそれがちなん？｣

紫耀｢うんたぶん｣

岸｢こっっわ｣

神｢廉いつか殴られるんじゃない？笑｣

｢殴られたら死ぬて笑｣

絶対関わらんとこ。

この時はそう思っとったのに

｢つかれたー｣

神｢今日いつもよりハードだったよね｣

｢鬼。まじ先生鬼｣

俺は同じサッカー部の神と一緒に帰り道を

歩いていた

神｢じゃ、また明日ねー｣

｢おんじゃあなー｣

いつもの別れ道でジンとは別れ

俺はまた歩き出した

そしたら珍しく小さい子供とお父さん？お兄ちゃん？が目の前歩いてた

いつも誰もおらんのに

珍しいなーかわええなー

と思いながら歩いてると

｢え、まってあれ髙橋海人やん｣

まさかの子供連れてたのがあいつやった