笑顔の君が

23話 ページ25

大貴side



朝練が始まってしばらくして、
明らかに涼介の様子がおかしい。





涼「はぁっはぁっ…げほっ...はぁっはぁっ」






確かにうちはスポーツに力を入れているため、朝練とはいえども結構きつい練習が多く、夕方の練習となると監督の指導はとてもスパルタだ。





けど、前まであんなにバテてかな？





部員「涼介大丈夫か？まだ病み上がりなんだから無理すんなよ。しんどかったら監督に言って休めよ」






涼「はぁっはぁっ……う、ん。」





みんな心配してる。
さすがに監督も涼介の様子に気づいて
休憩を取るように指示を出した





俺も心配になって監督に許可を貰って練習を抜けて涼介のもとに行った





「涼介？お前大丈夫か？まだ体調万全じゃなかったか？」





涼介の顔を覗き込むと今もまだ少し浅い呼吸を繰り返している。





涼「はぁっはぁっ……うん、、はぁっ久しぶりの練習、、で、はぁっ、びっくりしちゃったの、、、かな？」





「そうだな…。一週間も家の中で運動せずにいたんだ。体力落ちまくってたんだな。とりあえずいまは休みな。」




俺はそっと涼介の背中をさすり続けた




しばらくして、もう大丈夫と言い張る涼介




心配だかこれ以上練習抜けるのも本人も嫌なのだろう




涼介の気持ちも汲み取って一緒に練習に戻ることにした。




その後




涼介の様子を見ながら練習してたけど、やっぱりどこかしんどそうだったけど、、、





ほかの部員にもだいぶ心配されてたけど本人は「大丈夫。体力落ちただけ。」と言って笑ってるだけ。




俺はとりあえ励ますことにした。





「涼介！体力戻せよ！」




涼「うん！」




今週末には試合前最後の練習試合が控えてる。それまでには何とか体力を戻してもらわないと。

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