検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:3,206 hit

真相 ページ27

月島「うわ…」
月島くんが先に入ると少し引いた顔をしたので、
私もその後を追いかけた。

「どうしたの、蛍くん」
固まる蛍くんが見てる方を見ると、
血まみれのエプロンを着けた女性、
いや、桜結さんがいた。

桜結「あ!Aちゃん〜」
包丁を持ったまま手を振ってくる桜結さんが
狂気的に見える。

「ひっ!!!」
月島「うわっ、」

赤葦「ごめん、お待たせ」
ドアが開いて京治がリビングに入ってきた。

「京治…」
赤葦「どうしたの、」
私に数歩近寄ってきて一旦止まった。

赤葦「何してんの、姉ちゃん」
月島「え、姉ちゃん!?」
月島くんは京治と桜結さんを交互に見た。

桜結「京くんもうお風呂上がったの〜??」
赤葦「うん、てか何その赤いの…」
桜結「トマトとね、ケチャップ〜
煮込みハンバーグ作ってみようと思って!!
でも上手くいかなかったから…」
赤葦「料理は俺やるって言ったじゃん。
てか、酒飲んでるでしょ。」
京治はそう言って桜結さんのエプロンを脱がせた。

桜結「京くん疲れてると思って作りたかったの〜
でもAちゃん来てくれたから交代してもらおうかな〜」
「代わります代わります、」

桜結「お願いしまーす!
…あれ?見たことない子が居る??」
赤葦「烏野の月島。1年生。」
月島「月島です。」
桜結「京くんの姉の桜結ですよろしく〜」
月島「どうも、」
桜結「身長高いね!!」
酔っ払っているのか、ボディタッチが多い気が…
まあ月島くんは嫌がってないみたいだから
よしとしよう。

赤葦「月島さ、料理出来たよね?」
月島「まあ…それなりに。」
赤葦「洗濯してきたいから料理お願いしていい?」
月島「わかりました、何でもいいですか?」
赤葦「うん、姉ちゃん手伝ってあげて」
月島「包丁…は危ないんで材料出して貰えますか?」
桜結「はーい、」

「え、私は…?」
赤葦「Aは、俺にテーピング巻いて欲しいな。」
「あ、うん。」
そう言うと、そっと手を引かれ、リビングを出る。

赤葦「ごめん、ジャージの事ちゃんと話す。」
「…うん。」
脱衣所に向かい、洗濯をする京治の顔は
少し悲しそうだった。

赤葦「Aがジャージを受け取った子、
貸した子の代理だったんだ。」
「えっ…」
赤葦「だからあの時渡された事、知らなかった。
部活の間はあまりスマホ見ないから帰りの電車で
LINE見た時、びっくりした。」

最近寒いですね→←恐怖



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:赤葦 , ハイキュー , 梟谷   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まなか | 作者ホームページ:http://mana_no_syo_settu  
作成日時:2019年4月20日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。