感覚 ページ27
保健室のベッドにいる俺。
…と隣で爆睡中のAさん。
よほど疲れていたのだろう。
すやすやと眠ってる彼女を見るのは初めてで、
赤葦「なんか悪いことしてる気分…」
もういっそこのまま俺も眠ってしまいたい。
段々ウトウトしてきて
あぁ、眠れると思ったその時。
ドアが勢いよく開いて
ドカドカと入ってきて、一言。
木兎「赤葦!もう俺我慢の限界!!」
赤葦「木兎さん静かにしてもらっていいですか。」
そう言うと木兎さんは
まずい、と口元に手を当てた。
それから木兎さんは小声で話してくれた。
木兎「赤葦、もしかして襲って…」
赤葦「ないです。」
木兎「何で一緒に寝てんの?」
赤葦「一緒に寝たい、と言われたもので。」
木兎「ふーん?赤葦って彼女には甘いんだな」
そんな言葉は無視をする。
赤葦「…で。何ですか。」
木兎「赤葦居ないとやる気でなくて。」
少ししょぼくれる木兎さん。
赤葦「あんた大学でもバレーするんでしょう?
少しは慣れてください。」
木兎「するよ!!するけど!!
少しでも長く赤葦と一緒に居たいし…」
お願い、と袖を引っ張られる
赤葦「それ、Aさんに言われたい…」
木兎「惚気けるのやめて!!!」
傷つくから!と。
赤葦「明日、烏野も来るんですよね。」
木兎「なんかあるのか?」
赤葦「明日一時的に家に帰ってもいいですか?」
木兎「別にいいけど…」
赤葦「ありがとうございます。
俺もそろそろ行かないと…」
そっと起き上がってベッドから出ようとすると
服の裾をAさんに握られてた。
木兎「起こすなよ。先行ってるから。」
そう言うと木兎さんは静かに出ていった。
赤葦「Aさん、行ってくるね。」
Aさんの頬にキスをすると
満足そうに寝返りを打った。
そのおかげで手が離れた。
再度布団をかけてあげて
俺は保健室を出た。
手に残るAさんの感覚。
赤葦「ふわふわしてた…」
嬉しくなり、廊下を走り出した。
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作者名:まなか | 作者ホームページ:http://mana_no_syo_settu
作成日時:2018年3月8日 0時