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知らなかった ページ16

A「私なんかでいいの…?」
赤葦「寧ろAさんがいいです。」
A「私も好きだった。嬉しい。」
そう言うと彼は私を抱きしめてきた。

赤葦「木兎さんから奪ったけど、いい?」
A「やだなあ。光太郎のものじゃないよ。
それより京治くん明日の部活が怖い…」
赤葦「まあ、いじめられるとは思います。」
A「てか、あの、同学年だし、敬語いらないよ?」
そう言うと彼は私から離れ、

赤葦「同学年、だったんですか…」
知らなかった、と彼は驚いた。

A「そりゃあ私も京治くん知らなかったし…
まあお互い様だよね。
いつでも会いに来てね。」
赤葦「もう、ずっと居たい…」
A「それは無理かな…笑」
赤葦「駅でぎゅってした時、
俺だけドキドキしてた。」
A「だって好意のないものだと思ってたから…」
赤葦「離れたあと、帰りたくないって思ったほど
好きで、そばにいたかった。」
A「私もなんか寂しくなった。」
赤葦「やっぱり先輩に見える…」
A「え…光太郎とか、雪ちゃんとかと
ほとんど一緒にいるからかなあ…」
赤葦「というより大人っぽい。綺麗。」
そう言って髪をそっと撫でてくれる彼。

A「京治くんの方が大人っぽい。
私なんか子供みたいで…」
赤葦「俺も子供だよ。
木兎さん家泊まってんの聞いてヤキモチ妬くし。」
彼はボソボソと話し始めた。
A「あ、ごめん。なんか家に帰りたくなくて…」
赤葦「今日はいいけど、今度から家においで。
泊めてあげるから。」
光太郎は幼馴染だからいいけど、
京治くんは迷惑なんじゃ…

A「お父さんとお母さんに迷惑…」
赤葦「うち、出張ばっかで基本親いないから。」
A「あ、そうなんだ…」

確かに言われてみればお弁当も自分で作ってたり
時々寂しそうにするのを見かける。

赤葦「だから、今度から。ね。」
私の手を軽く握っておねだりする子供のように
甘えた声で言ってくる彼にドキドキした。

A「わ、わかった。
あの…いつもお弁当自分で作ってるよね?」
光太郎の面倒だけでも大変だから
少しでも楽になってほしい、って思って。
赤葦「朝4時半くらいに起きて作ってる。」
A「明日から私作ってくるから…」
そう言うと嬉しそうに

赤葦「楽しみにしてる。」

腑に落ちない→←実は。


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設定タグ:赤葦 , ハイキュー , 梟谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:まなか | 作者ホームページ:http://mana_no_syo_settu  
作成日時:2018年3月8日 0時

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