エンカウント率高すぎます4 ページ36
『お待たせ』
喫煙所の前のベンチで座り込む2人に声をかける。
｢Aさん…｣
｢……やめようハヤトさん。多分他のライバーにも色々聞かれた後だよ｣
｢そう…ですね｣
『なんか今日歴代ライバー全員会っちゃった』
｢そりゃあね。本社にくれば会えると思ってるでしょ｣
｢私達もそれが狙いでしたし｣
『2人はどちらでも無さそうだね』
｢ん？｣
｢どちらとは？｣
『サラちゃんと叶と笑一には怒られて、咲ちゃんと社と葛葉には心配された』
｢あとの2人は？｣
『エクスとイブには祝われたよ』
｢どれだけマイペースなんだあの2人…｣
『私もそう思う』
笑いながらハヤトさんがくれたコーヒーを手に取り2人の間に座る。
｢俺は…Aが決めた事なら何も言わないよ。言ってもまげないでしょ？｣
『まぁね』
｢私も思うところはありますが…Aさんがそういう人だってわかってますから｣
『うん、ありがとうハヤトさん』
｢でも気をつけて、Aが傷ついたら悲しむ人が沢山いるから……俺も含めて｣
｢私もです｣
『大丈夫だよ』
｢まぁ今何言っても意味無いか…｣
｢でもこれで配信でAさん呼んでもいいってことですよね！｣
『うん。アラサーランク帯での飲みも更に楽しくなるね』
｢メッシャーズともコラボしよう｣
『いいねぇ〜。私に絡んでる2人を止める灰が想像できる』
｢そこは俺と同じツッコミ側でいてよ｣
『逆に私がボケる？』
｢それはそれで大変だからやめて｣
『ふふ、はーい』
しばらく3人で話し込めば社用スマホが鳴る。
『あ…葛葉の収録終わったから行かなきゃ』
コーヒーの礼を言い2人に別れをつげれば。
｢A｣
｢Aさん｣
『ん？』
｢俺達いつでも味方だから。それだけ｣
｢なんでも頼って下さい｣
『…ありがとう2人とも』
微笑めば頭を下げるハヤトさんと袖口で口元を隠した灰に手を振り今度こそ収録現場に向かった。
｢おせぇ。どこほっつき歩いてたんだよ｣
『ごめんごめん色々呼び出しあってさ』
｢また収録中にいなくなるし…｣
ご機嫌斜めの葛葉に苦笑いしながら配信部屋に移動する。
｢Aこれ｣
差し出されたのは葛葉の家に忘れてたスマホで
『あ…持ってきてくれたの？ありがとう！』
｢忘れ物すんじゃねぇよ、頼りないなぁ俺のマネは｣
『自分のことになるとどうもね…』
画面を開けば大量のメッセージ通知。
そのどれもが私も心配した文でいっばいで嬉しくなって笑みが溢れた。
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Nero(プロフ) - 零さん» ありがとうございます！応援が励みになるので嬉しいです！ (2022年1月22日 0時) (
レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - コメント失礼します。そして、一言失礼します。貴方は、天才ですか！！！！！！もう好きです！！付き合って下さい！！（突然の告白すみません🙏）これからも更新頑張ってください。 (2022年1月21日 23時) (レス) @page46 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
Nero(プロフ) - わー！お知らせありがとうございます。助かります (2022年1月15日 9時) (レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリフラたってますよ😧💦 (2022年1月15日 8時) (レス) id: f6ccfb747c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nero | 作成日時：2022年1月13日 20時
