『2434』愛されマネージャー

アラサーランク帯に誘拐されました1 ページ13

｢夢追い続けて29年、バーチャルシンガーソングライターの夢追…｣

｢A〜。これとっておきだから飲んで｣

｢チャイカさん…まだ夢追さんの自己紹介途中ですから…！｣

｢え？夢追まだ終わってなかったの？遅くない？｣

｢うん、邪魔したのはチャイチャイなんだけどね｣

｢はぁ〜？イチャモンつけられたんですけどぉA〜｣

『チャチャこの芋うまぁ』

｢でっしょ｣

｢おーい、A。先にはじめんなぁ〜｣

｢やばっ。パパの手伝いしないと…｣

｢パパ！？｣

｢パパなの？｣

｢社でいいの？A。私ならママにもパパにもなれるけど｣

『え、それ許されるやつ？ならそれで』

｢適当だなぁww｣

｢夢追さん！自己紹介しないとリスナーの皆様放置してますよ我々！｣

｢あ、そうだった｣

｢あらためまして夢…｣

『｢アラサーランク帯でぇーすー！！｣』

｢はい、アラサーランク帯です〜。夢追です〜｣

｢ふんっ！花畑チャイカ｣

｢社築です〜！遠くからすいませんー！｣

｢加賀美インダストリアル代表取締役 加賀美ハヤトです！｣

『お邪魔してます、元社築、加賀美ハヤトのマネージャー兼えにからで働いております。如月です』

｢はぁーい！ということで今回はA誘拐してきました〜！｣

『誘拐されました、警察はどちらでしょうか』

｢そう言いながら酒飲むのはどこのどなたでしょうか｣

『ハヤトさんうるさい』

｢夢追さぁ、Aちゃんと絡むの実は初めて…ではないんだけどこうやって飲むのは初だよね｣

『そうだねぇ。ゆめお忙しいから。現場ではよく会うんだけどね』

｢2人ともね。司会とサポートって感じだからちゃんと絡めないよね｣

｢ちょっとうちの娘になに絡めようとしてんの｣

｢いや、そこ深掘りするのやめようかチャイチャイ｣

｢私は久しぶりですね、こうやって飲むの｣

『ハヤトさんはね、飲ませたらセンシティブだから』

｢どういうことですか！？｣

『ふふ、それにあの時はマネージャーというより秘書みたいな感じだったからプライベートと仕事はね、やっぱりわけたいなぁと』

｢そうなるとこの中でAと頻度よく会って飲み会するのは俺ぐらいってことか｣

『社はね〜。お互いパソコン叩きながらオンラインミーティングって名の飲み会やるからよく飲むね』

｢ご時世的にね、飲みにいけないからなぁ｣

『そうなんだよね〜』

｢しかし！本日はなんと！｣

｢『オフコラボだぁ〜！！』｣

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