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限界オタク化するマネin福岡2 ページ27

開演のブザーがなりムービーが始まった。

『行ってらっしゃい皆』

「頑張りますか〜」

「Aさん。行ってきます」

先に向かってた剣持さんとハヤトさんを見送れば。

「Aちゃん」

「A」

両側から叶と葛葉に顔をのぞき込まれた。

『っ…2人とも頑張ってね』

なんとかでかけた叫び声を飲み込み笑顔を作れば。

「ちゃんと、観ててね」

「余所見すんなよ」

叶に耳元で揺れるピアスを触られ、葛葉にはネックレスを優しく引っ張られた。

「「行ってきます」」

「浮気しちゃダメだからね」

叶が振り向きながらウィンクを残していき目を見開いた。

『やばい…私今日が命日かも…』

〜〜〜〜〜

公演が進み入れ替わり立ち代りで舞台袖に戻ってくる4人をそれぞれフォローしながらラストスパートに差し掛かる。

最後の曲を歌い終わりアンコールへ。

盛り上がりが最高潮のままライブは終わった。

そして。

『お疲れ様でした。本日は本当にありがとうございました』

公演終了後ライブハウスオーナーに挨拶をし、皆が帰り支度を始める中。

「A、ちょっとここで待っててもらえます?」

『え…?どうして?』

「まぁまぁ」

剣持さんとハヤトさんに引きずられ連れてこられたのは先程まで満員だった観客席。

ただしステージと観客席にあったモニターはなくなっていて本当にただのライブハウスだった。

〜♪〜♪〜♪〜

「これ…もしかして…」

「ICEbraker…?」

出てきた2人をみた瞬間全身の力がなくなった。

予備で持ってきていたChroNoiR衣装を着てたから。

ぺたりとすわり込む私を見ながら葛葉がバカにしたようにほくそ笑み。叶が愛らしく手を振った。

『………なんで…』

「この前の仕返し」

「限界オタク化するとこうなっちゃうんだ〜。可愛い」

ステージから降りてきた2人に囲まれ泣き腫らした顔を隠す。

「この曲好きでしょ?」

『好き…だけどズルいよ…こんなの…』

「俺達に当てはまる部分もあるしなぁコレ」

『えっ…?』

「Aちゃんいない間でよくわかったんだ」

「俺達はお前がいないとダメだって」

「これって共依存でしょ?」

「僕達Aの事愛してるしね〜」

『っ…ばか…』

「ちゃーんと飼い鳴らせよ」

「僕は純粋に可愛がってあげるね?」

「「もう離さない」」

涙で濡れた視界で。

2人が微笑んだ気がした。


「クロノワ愛深いなぁ」

「仲良しで羨ましいですね〜」

「社長はそういうところだよ」

「え?」

彼女が本気を出した時1→←限界オタク化するマネin福岡1



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Nero(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!応援が励みになるので嬉しいです! (2022年1月22日 0時) (レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します。そして、一言失礼します。貴方は、天才ですか!!!!!!もう好きです!!付き合って下さい!!(突然の告白すみません🙏)これからも更新頑張ってください。 (2022年1月21日 23時) (レス) @page46 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
Nero(プロフ) - わー!お知らせありがとうございます。助かります (2022年1月15日 9時) (レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリフラたってますよ😧💦 (2022年1月15日 8時) (レス) id: f6ccfb747c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nero | 作成日時:2022年1月13日 20時

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