＊据え膳食わぬは ページ10
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そのまま他愛もない話をしていると、玄関の閉まる音がした。
どうやらお母さんが宣言どおりお出かけしたらしい。
その音を聞くや否や大地はベッドに座る私の隣に腰掛けてきた。
「え、どしたの」
大「だめか？」
「いやさっきまでテーブルの向こうにいたのに」
大「隣にいたら我慢できなそうだったからな」
「…じゃあなんで今隣にいんの」
大「＿＿＿もう我慢する必要がなくなったから？」
チュッ、というリップ音が部屋中に響く。
私達だけの空間。
その唇の感触に
もっと、という欲が出る。
「そんなんじゃ、……全然足りない。」
ボソッと呟いた。
私の言葉に表情を驚かせる大地。
女の私がこんなこと言ったから、引いてしまったのだろうか。
ギシ、という音とともに噛みつくようなキス。
なんの準備もしてない無防備な私の口の中に、簡単に大地の舌が侵入してくる。
背中に大地の腕がまわる。
「ふっ、…はぁ、っんあ」
唇が離れたときにはベッドに寝ている私。の上に覆いかぶさる大地。
なんという早業。恐れ入ります。
大「お前なぁ、そんなのどこで覚えてきたのよ。」
「そんなの…？」
大「全然足りない、ってやつ」
「習った、ていうかほんとにそう思っただけなんだけど…引いた？」
あんなあからさまな言葉、やっぱりダメだったかな。
.
大「いや、むしろ＿＿＿＿興奮した。」
顔が近づいてきて、耳元でそう囁かれた。
フワッと大地の香りが強くなる。
それだけで身体中熱をもつ。
そしてきっと大地にもバレている。
大「俺も全然足りない。もう限界だ。
＿＿＿＿＿いいか？」
言葉どおり、余裕のなさそうな表情。
それにキュンときた私は変態ですか？？
「逆に誰もいない家で、自分のベッドで、彼女を押し倒して、何もしないなんて、ほんとに男？」
あえての煽りスタイル。
そしてすぐにそれは間違いだったと後悔することになる。
大「ほぉー…ここで挑発してくるなんて随分余裕だな？」
さっきの表情はどこへやら。
めっちゃニコニコしてる。黒い笑顔してる。
「明日、学校行けるといいな？」
あ、喰われる。
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おしるこぉ - はぁもうほんっとふざけんな？？(ご乱心)可愛いか？？これは何？女の私に対しての当てつけか？？当てつけだな上等だありがとう()ただただ可愛い思ってたらイケメンすぎんだよもうどうしたらいいの(切実) (2019年2月13日 18時) (
レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 更新待ってますね！ (2018年12月5日 19時) (レス) id: a0cd950933 (このIDを非表示/違反報告)
伊勢天 - 更新とっても楽しみにしてます (2018年7月12日 6時) (レス) id: b70f9e8828 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ああぁおれんち！ありがとうございます！月愛さんの小説ほんとにすきです… (2018年5月6日 13時) (レス) id: 51a545d427 (このIDを非表示/違反報告)
伊勢天 - 読みました！最後の「俺んち。」気になります！更新がんばってください！ (2018年5月3日 14時) (レス) id: b70f9e8828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月愛
| 作成日時：2018年3月2日 23時
