*互いに譲らず ページ6
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「バレー部って個性的な人多いんだね…」
大「それ俺も入ってんだけど」
「まー大地もある意味、」
大「なんだって?」
「なんでもないです」
レストラン街に着いた。
和食、洋食、中華。
いろんな種類のお店が並んでいる。
大「何食べたい?」
「うーん、なんだろ」
正直目の前のパスタ屋さんに行きたいが言えば絶対そこになる。大地の意志とは関係なしに。
「大地は?」
大「俺はAが行きたいところでいいぞ」
ほら!すぐそういうこと言う。
私も大地が行きたいところがいいの!
しかしその時、私の目はたしかに見たのだ。
少し先のラーメン屋さんを大地がチラ見したことに!!!!
「よし!あそこのラーメン屋さんに行こう!」
大「え?あ、おい!」
大地の腕を引っ張ってラーメン屋さんの目の前へ。
大「別に俺の好みに合わせなくていいんだぞ?Aが食べたいもので…」
「私はラーメンが食べたいの!」
大「嘘つけ。前ラーメン食べたとき実は好きじゃないとか後から言ってただろ。」
「え、私そんなこと言ったの!?」
何言ってるんだ過去の自分。たしかにあまり好きではないけど別に嫌いでもない。
「あ、あれから私も大人になったの!」
大「いやでも、」
「じゃああとでアイス食べにいこ!私が好きなアイス屋さんで!」
これならお互い好きなとこ行けるし文句ないだろう。大地は諦めたようで、了解と言ってラーメン屋に入った。
ラーメンの種類はよくわからないので大地と同しょうゆラーメンを食べた。
久しぶりに食べたけど
食べてみれば意外とおいしい。
大地と食べてるからかな?なーんてね。
会計のために財布を出せば、俺が出すよと言われた。
「いやいや!交通費まで出してもらってるのに悪いよ!」
大「いいからいいから」
「よくない出す!」
大「…じゃあアイス奢ってくれ。それでチャラな?」
「う、…絶対だからね!」
とか言ってアイスもちゃっかり払われそうだな〜とか思ってて気づいた。
アイスの方が断然安いやんっ!!!
どこがチャラやねんっ!!!
アイス奢っても奢らなくても
どっちみち私の方が奢られてるってことね…
なんだこの彼氏。完璧じゃね?
大「ん?なんだ?」
会計が終わった彼氏を軽く睨んでやった。
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おしるこぉ - はぁもうほんっとふざけんな??(ご乱心)可愛いか??これは何?女の私に対しての当てつけか??当てつけだな上等だありがとう()ただただ可愛い思ってたらイケメンすぎんだよもうどうしたらいいの(切実) (2019年2月13日 18時) (レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 更新待ってますね! (2018年12月5日 19時) (レス) id: a0cd950933 (このIDを非表示/違反報告)
伊勢天 - 更新とっても楽しみにしてます (2018年7月12日 6時) (レス) id: b70f9e8828 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ああぁおれんち!ありがとうございます!月愛さんの小説ほんとにすきです… (2018年5月6日 13時) (レス) id: 51a545d427 (このIDを非表示/違反報告)
伊勢天 - 読みました!最後の「俺んち。」気になります!更新がんばってください! (2018年5月3日 14時) (レス) id: b70f9e8828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月愛 | 作成日時:2018年3月2日 23時