Please keep holding my hands. ーどうか、この手を離さないでー (ページ8)

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まなさんの料理は美味しくて、

隆二さんが凄い勢いで食べるのを健二郎さんがワーワー言うてて、

それをまなさんが宥めてて、

俺と凛ちゃんが笑ってた。

なんとなく俺と雰囲気似てるんかなって。

あっと言う間に時間が過ぎた。

隆二「龍友、帰ろうか。」

龍友「はい。今日はいろいろありがとうございました。」

まな「龍友くんも、またよかったら来てね。

賑やかだけど笑」

凛「エレベーターまで見送ってくるね。」

3人でエレベーターを待っている。

どうしてももう一度凛ちゃんのピアノで歌いたいと…

もう会えないのか…

エレベーターが来た合図が鳴る

隆二「龍友？行くよ？」

龍友「隆二さん、少し時間ください…」

隆二「わかった…先に車で待ってるから。」

エレベーターが閉まる

龍友「俺、今全然ダメで…焦ってたんだ。

今日凛ちゃんのピアノとコラボして楽しかった。

またお願いできないかなぁ。

これ、俺の携帯番号。

迷惑じゃなかったら…」

凛「ありがとう。でも…」

龍友「隆二さんや健二郎さんにも許可もらうから。」

凛「それなら…

龍友くんの声、また聞かせて下さい。」

龍友「ありがとう。じゃ、またな。」

俺は凛ちゃんの頭をポンポンしてエレベーターに乗り込んだ。