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健二郎サイド



7月に入り、三者懇談を済ませた2人が帰ってきた。


まな「凛、どういうこと?

短大なんて聞いてなかったわよ。

管理栄養士なら四年制大学で実務経験なくても

国家試験受験出来るところもあるでしょ?」



凛「それも調べた上で、

短大にしようって決めたの?」



まな「早く就職したいのは何故?

他に理由があるんじゃないの?」



凛「…、いろいろ悩んで決めたのに!」



自分の部屋に怒って行ってしもたわ。







そろそろ本格的に動かなマズイな…








まな「健二郎くん…?大丈夫?」


健二郎「大丈夫や、心配せんでええよ。

凛も落ち着くまでそっとしておこう。」






俺は隆二にメールを入れる。

夜時間をつくるようにと。




指定した店で待っていると、

なぜだか岩ちゃんも一緒だ。




健二郎「岩ちゃん、今日は隆二と2人がよかったんやけど…」


岩ちゃん「大丈夫っす。凛のことですよね〜」


隆二「…、」



隙ないやっちゃな…




健二郎「じゃ、始めよか。

隆二、なんですぐに言わへんかったんや。

ここまで来てしもとると、やっかいやわ。」



隆二「…、ゴメン。」



岩ちゃん「龍友、知ってたんですよね?

健二郎さんの娘って。」




隆二「うん。でもさ、…」




健二郎「龍友、まだ守れやんやろ?

これからやん、

こんな恋愛で夢を捨てれやんやろ?」



隆二「…健ちゃん!」



隆二が、俺の言葉にちょっと怒るが、

さらに俺は続ける。





健二郎「今の状態で周りに知れたらどうなる?

それでも一緒におれるか?

絶対に後悔するわ!」




岩ちゃん「俺も別れるべきだと思います。

凛には可哀想だけど、

また違う人と恋したらいい。」




隆二は下を向き、悔しそうに


隆二「…、どこかでわかってた。

いつか健ちゃんにバレるのも。

そして少しずつ動いているのも、

でも2人には…

言わなきゃね…」




健二郎「隆二、龍友に言えやんなら俺が話すわ…」



隆二「いや…、俺が話すよ。」



健二郎「スマン。嫌な思いさせるな…」



岩ちゃん「今夜は飲みましょう…」








もう、この時には狂い始めとったんやな…



俺たちの思とる以上に、2人は固く結ばれてたんや。

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ななみ(プロフ) - 名前変換あんの??これ (2016年12月4日 11時) (レス) id: a6d00c35ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mana | 作成日時:2016年11月24日 8時

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