Please keep holding my hands. ーどうか、この手を離さないでー

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健ちゃんは忙しい中でも必ず


私達にプレゼントを用意してくれる。


お兄ちゃんは来年早々成人式なので、


かっこいい細身のスーツ、



蒼宙は自転車、



私にはディズニーのカウントダウンチケット。


来年は受験やで親友の葵ちゃんと行っておいでと。


凛はしっかりしとるから変なことせえへんって


わかっとるからって。


ママと相談してくれたんだろうな。





早速、葵ちゃんに報告して、


ご両親の了解をもらった。





葵ちゃんは唯一の親友で、


私の家族のことを知ってて、


龍友くんの事も真っ先に気づかれた。






冬季講習も一緒で、


龍友くんの誕生日である28日までが


今年の講習期間。



朝から夕方まで結構ハードだけど


2人で励ましながら頑張っている。






最終日のお昼に

葵「お誕生日おめでとう。ってサラッと入れたらいいのに笑」


凛「だって調べたって思われるの嫌だし…」



葵「もうー、凛は気にし過ぎだって。」


凛「それに、おめでとうって言ってもプレゼント買ってないし…」


葵「講習終わったら見に行かない？一緒に選んであげる！」


凛「えっ？でも…会わないよ、忙しいし」


葵「まぁ、気分転換に行こうよ笑」

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