Please keep holding my hands. ーどうか、この手を離さないでー

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最後に君の方を向くと、泣いていた…



どうして…





凛「凄く、よかったです…」



龍友「凛ちゃん…？」




コンコン



隆二「今日はここまでね。凛ちゃん、送るよ。」




龍友「隆二さん…」






隆二さんが俺の方に振り返ると、



いつもの隆二さんじゃなかった。





目が俺を捕らえられて何も言えなかった。






凛「明日、テレビの前で応援してます。」




そういって、隆二さんと部屋を出て行った。







俺も管理の人に御礼を言って外に出た。



しばらく歩くと公園があり、


久しぶりにブランコに座り、


空を見上げた。









ー今日は星が見えないやー






そして隆二さんに以前言われた言葉を思い出した。




健二郎さんの娘であることって忠告されたんだった




それに、凛ちゃんはまだ女子高生




俺もこれからという時期なんだ









この恋は封印しなくちゃいけないんだ…








さっきまで、あれだけ気持ちよく歌えたのに…




明日、ちゃんと歌えるかな…

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