Please keep holding my hands. ーどうか、この手を離さないでー (ページ3)

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まなサイド

7月中旬

隆二くんから連絡をもらった。

時々こうやって凛を連れ出してくれる。

凛も高校2年生になった。

定期テストが終わり、久しぶりにピアノが弾けるので嬉しそう。

まな「お部屋借りれたの？何時から？」

凛「7時から2時間いいって。」

まな「そう、じゃぁ帰ったらご飯にする？」

凛「その方がいいかな。隆二くん送ってくれるから、家で食べて行くだろうから夕食たくさんいるね～」

まな「健二郎くんも涼もそれぐらいになりそうだから、私は蒼宙と翼くんと先に食べておこうかな笑」

7時前に凛は出かけていった。

凛は相変わらず人見知りしやすく、友達も涼に比べて少ない。

でも、お友達とは上手くやっているみたい。

男性は相変わらず苦手なようで、恋には無縁のようだ。

年頃なので恋もして欲しいと思っている。

でも周りがね…苦笑

娘を溺愛する父親や父親のように見てくれる人達や、シスコンの兄達が多いから笑

それにイケメンばかりだから凛も大変だよね

いい人が出来たら、こっそり教えてくれるかな…
どんな人を選ぶのか、楽しみにしたい。