Please keep holding my hands. ーどうか、この手を離さないでー

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隆二サイド

HIROさんから、龍友の調子のことは聞いていた。


GENERATIONSも今は踏ん張りどき。


龍友の声には俺もHIROさんも一目置いているから、なんとか調子を上げたいところ。

俺も同じボーカルとして協力してあげたい。


今日は凛ちゃんにも協力をしてもらおう。

彼女は絶対音感がある。自分ではわかっていないけど笑


時々、キーの調整やピアノ伴奏して合わせてくれる。

これが本当に心地よくて、リラックスして歌えるんだ。


龍友にもボイトレ室の空間から出て、伸び伸び歌う事も必要と直感的に感じた。


凛ちゃんにはピアノ教室の部屋のレンタル代とバイト代を支払うことを健ちゃんとまなさんには了承もらっている。

バイト代っていっても時給800円だからね〜


臣には絶対に教えない。知ったら怒りそうだけど…

でも、この出会いが2人を変えていくなんて思っていなかったんだ。


2人にとって、辛く切ない恋の幕がもうすぐ開いてしまうことに…

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