最後の恋3 (ページ42)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:55,037 hit

男としてII ページ42

健二郎サイド
家に戻ると、麗華さんと凛が蒼宙を見てくれている。
麗華「健二郎くん、大丈夫なの？」
健二郎「ご迷惑をおかけしてすみません。凛も大丈夫か？」
凛「下にはマスコミがいっぱい居たけど大丈夫だったよ」
麗華「こっちは拓ちゃんが、しっかり対応してくれてるから。まなは、あんまり状況知らないと思う。帰ってから頭痛ヒドイみたいで、薬飲んで寝てるわ」
健二郎「そうですか、、」
凛「麗ちゃんいる間にお風呂入ってくるね」
凛が離れたのを確認すると
麗華「まなさぁ、今ピル飲んでるの。輸血したし、ホルモンバランス悪いから。本人はあまり飲みたくないみたいだけど、今定期的にね。健二郎くん、こんな事言っていいのかわからないけど、もう1人って考えてる？」
健二郎「…いや。」
麗華「ひょっとして、あの女の言っている事本当なの？」
健二郎「違います。まなさんがあんな事あって、もう同じ様な目にあいたくないんです。だから…」
麗華「子供は作らない？」
健二郎「はい。」
麗華「健二郎くん、子供を作るのと愛し合うって似てるけど違うと思うの。」
健二郎「そうですよね。ちょっとまなさん見てきます。」

部屋に入ると、うつ伏せで寝ている。髪を撫でながら
健二郎「まなさん、大丈夫？」
まな「健二郎くん？おかえり」
健二郎「頭どう？まだ痛い？」
まな「ちょっと楽になった。あっ、蒼宙？」
健二郎「大丈夫、凛と麗華さん見てくれてるから。まなさん、ゴメンな」
まな「健二郎くん。ギューしていい？」
健二郎「ええで。おいで。」
俺は抱きしめながら
健二郎「俺、まなさんに話さなアカンことあるねん。まずは、今日の生放送のこと。なんか誤解されたみたいで、まなさんに嫌な思いさせたやろ？ゴメンな、明日向こうのご主人と記者会見して説明することになった。」
まな「大丈夫なの？」
健二郎「HIROさんもおってくれるしな。あともう１つ、俺なまなさんのコト大事やねん。だから、出産の時みたいに怖い目に合わせたなくて今まで抱いてないねん。本当は抱きたいよ。でもな…」
まな「ゴメンね、嫌な思いさせて。大丈夫だよ。もう、オバさんだから女としての魅力もないしね…」
健二郎「まなさん、違うねん。話聞いて。子供はもう止めとこう。まなさんの身体の負担になるのはイヤヤ。でもな愛し合うのはええか？俺、オバさんと思ってないで。いつでも抱きたいよ、なんなら今からでも…」
まな「健二郎くん…」