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そして次の週は凛の卒業式
凛の卒業式は何故か岩ちゃんも付いてきた。涼の時と同様、後から入る。涼の時と違って和やかな雰囲気だ。
卒業証書を貰う前に、将来の目標や頑張ることを言うらしい。
凛「私は将来、きちんと真実を伝えられる記者やアナウンサーになりたいです。」
そうやったんや。きっと今まで真実じゃないことも報道されたりして感じてたんやろな。
俺はまなさんの手を握りしめた。凛を見つめるまなさんは俺と岩ちゃんに、
まな「凛強くなったよね。」と呟いた。
岩ちゃん「いい表情してる。」
健二郎「1番綺麗や。ちょっとずつ大人になってくんやな。」
まな「うん。」
凛は卒業生の歌でピアノの伴奏をした。隆二に見てもらいながら練習してたもんな。ホンマ上手いで、今日の1番はやっぱり凛や。
誰もいない教室に呼ばれて、担任の男の先生と凛が現れた。
凛「ママ、健ちゃん、来てくれてありがとう。家族になれて、2人が応援してくれて嬉しい。中学生になってもヨロシクお願いします。」
そして、岩ちゃんの方を向いて
凛「岩ちゃん、勉強を教えてくれたり、いつも相談に乗ってくれてありがとう。岩ちゃんが助けてくれたから寂しくなかった。岩ちゃんは私のスーパーヒーローのお兄ちゃん。これからも嫌がらず、近くにいてほしい涙」
岩ちゃん「凛、卒業おめでとう。いつまでも傍にいる。俺にとって大事な妹だから。」
担任「ご卒業おめでとうございます。凛さんよく頑張りました。志望校にも合格され、そしてクラス委員としてもよく頑張ってくれました。これからの御活躍に期待しております。」
まな「先生ありがとうございました。」
健二郎「ありがとうございました。」
2人とも東京に来て、慣れやん生活で辛い事もあったやろな。でも、こんなに立派に成長させてくれたのはママのおかげや。ママの人柄で周りの人も助けてくれたんや。お前らの成長がママの力になっとる。これからは俺と一緒にママを助けていこう。
涼、凛、本当に卒業おめでとう!
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作者名:mana | 作成日時:2016年10月18日 8時