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正太郎サイド
次のミーティングまで時間が空いている。近くで涼くんが練習している事を思い出し、見に行くことにした。高校生相手に必死に食らいつく姿を見ていた。夢を掴んだ健二郎、これから夢を掴もうとしている涼くん。そしてまた1人希望を持って生まれてくる。みんなの姿を親父が1番楽しみにしてる。俺も頑張らないとな…
涼「正太郎さん、お時間ありますか?」
正太郎「少しなら。練習終わった?」
涼「はい。今そちらに行きますね。」
正太郎「お疲れ様。」
涼「ビックリしました。誰かいるなと思ったら正太郎さんだったので笑」
正太郎「突然でゴメンね。」
涼「いいえ。正太郎さん、ちょっと聞いてもいいですか?あのぅ、海外留学ってどう思いますか?」
正太郎「それはテニスの?突然の思いつきではなさそうだね。」
涼「はい。コーチからは行くなら早い時期の方がいいと言われてるんですが…」
正太郎「健二郎や出産のこと気にしてる?
気にしない方がおかしいか…、僕は行った方がいいと思う。」
涼「えっ?」
正太郎「反対すると思った?涼くんは行きたいんだろ?」
涼「はい。できれば夏ぐらいから。自分がどこまでやれるか試してきたいと思ってます」
正太郎「健二郎に相談してみな。アイツも夢を追いかけて、掴んだ者としての意見もあるはずだから。」
涼「わかりました。ありがとうございます」
正太郎「じゃ。また何かあったら叔父として相談のるから。」
健二郎、父親として涼くんの背中を押してやれ。
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作者名:mana | 作成日時:2016年10月18日 8時