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隆二サイド


翌日、事務所で凛ちゃんからレッスンの承諾を

得たと龍友から聞かされた。



隆二「なぁ、今夜の最終便で京都に行くと

迷惑だよな…」


龍友「隆二さん、それいい考えかもです。

早速聞いてみます。」


隆二「おい、今仕事中だろ?」


急すぎるから凛ちゃんもビックリしてるよな…


龍友「大丈夫です。許可もらいました!」


??なんか早過ぎないか、

隆二「健ちゃんの御両親にも聞かないと…」


龍友「大丈夫です。ちゃんと連絡しました!」


なんか違和感を感じていたが、許可を貰ったという

龍友を信じて、仕事に集中した。

ハモリも大分よくなってきたな…


マネ「新幹線のチケットも取れたよ。

この時期、気をつけてくれよ。」


隆二「しっかり監視しますから笑」


マネ「健二郎とまさなん、週刊誌に撮られた。

事務所としても、この時期の記事はなかなか

止められない。2人ともこんなのが記事になるのか

って呆れていたよ。

だから、龍友、今は凛ちゃんと安易に動くな。」



龍友「わかりました。」


健ちゃん、大丈夫かな…?


一旦自宅に戻り、準備をしていると、

ピコンッ!

NAOTOさんからだ。

ーお疲れ。マネから聞いたと思うけど、健二郎達
週刊誌に撮られた。内容は大したことないけど、
俺らも注意しなきゃいけない。一層気を引き締めていこう!
俺らはお前の努力を知っている。だから精一杯
歌を皆に届けてあげて。メンバー全員応援してるー


やっぱりリーダーだな…。

それぞれ個性の強いみんなをまとめてくれるのは

この人しかいない。



時間になり東京駅で、龍友を待つ。

龍友は両手いっぱいに袋をぶら下げてやって来た。


新幹線に乗り込み、座席に着くと

袋の中から週刊誌を取り出して俺に渡した。

ー三代目J Soul Brothers 山下健二郎、年上妻と
昼下がりランチデート。ー

まなさんの目は隠されているが、健ちゃんと
手を繋いでお店に入っていくところと、

2人が楽しそうに話しているところ。

記事もやっとツーショットが撮れただの
年齢よりは若くみえるだの
終いには昼下がりのデート出来るほど仕事は激変か
って。

龍友「くだらない記事ですよね。

何が言いたいのかわからへん。」


隆二「まぁ、この程度ならよかったよ。」


健ちゃんは、ちゃんと守ってるよ。

多分マスコミに気づいたから手繋いだんだろ?
普段人前ではしないもんね。
面白い話をして笑顔にさせたんじゃない?
どう見ても幸せ満開じゃん。

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作者名:mana | 作成日時:2017年8月22日 23時

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