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龍友サイド

福岡のホテルでマネージャーからある記者が持ってきた記事を確認する。
動画もあったから、間違いないと伝える。
マネ「大胆なことしたな苦笑」
龍友「すみません。HIROさんに説明します。」
マネ「なぁ龍友、婚約も発表したんだし、ちゃんと自分の言葉で伝えてもいいと思うよ。この記事見たけど、俺も二人のコラボ見てみたいと思った。」
龍友「素敵な日でした。健二郎さんのご両親も料理長ご夫妻も喜んでくれて。何より凛とSHUNさんの歌を聞いてもらえました。」
マネ「凛ちゃんを守れよ。」
龍友「はい。今から連絡してきます。」
マネ「皆には俺から話しておくよ。」
凛に連絡すると、すごく心配している。でも、俺はこの事で凛の家族や職場に迷惑をかけていないか気になった。そして、健二郎さんのご両親も料理長ご夫妻がこの記事を知った時に、気になさらないよう彼女に頼んだ。
凛「龍友くんの声聞いたらね、大丈夫なんだって安心できた。私は私にしか出来ないこと頑張るね。だから龍友くん、宜しくお願いします。」
龍友「あぁ。俺は凛が隣にいてくれるだけで強くなれるよ。だから、離れるな。絶対に守るから。」
メンバーの前に健二郎さんに連絡をする。
健二郎さんの反応も、わかった。お前の好きにしたらええ。でも、ちゃんと筋は通せよ。HIROさんと話すること。
最後に俺が伝えたいこと…
ーお義父さん、ちゃんとご挨拶に伺います。でもその前に…、彼女を、凛を必ず幸せにします。ー
ー宜しく頼むな。ー
彼女に会ってから、一段と大きくみえた健二郎さん。追いつこう近づこうと思っても、なかなか距離が縮まらなくて。反対に知れば知るほど遠のく。
亜嵐くんとも悩んだ時もあった。何が俺たちに欠けてるのか背中で教えてくれた先輩。
そして、家族の大切さや守り方を父親として見せつけられた。その背中はたくさんの物を背負っていてそれでも前に進む偉大さ、貫禄はとてつもない。
そんなお義父さんに言われた言葉にはとても重みがあって俺の肩にのしかかった。
でも、今ならわかるような気がする…
愛する人の為を守る重みなら、なんでも受け止める覚悟が出来ていて、負担なんて思えへん。
反対に責任の重さを感じて、周りの状況がよくみえる…。多分、これからメンバーに話をすれば反応も様々だろう。でも俺はこのツアーをGENERATIONSとして成功させたい。そのために俺は皆に伝える。
健二郎さん、あなたのためにも…

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作者名:mana | 作成日時:2017年8月22日 23時

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