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亜嵐サイド


8月は東京・大阪・京都を行ったり来たり。


kidsのダンスの確認に新曲の振り付け、


そしてツアーの打ち合わせ。



充実した毎日なんだけど、結構ハードで…



京都に行けば、凛ちゃんと葵ちゃんに癒される。




AKIRAさんと啓司さんが京都に見えたときは


龍友くんと涼くんの5人で夢を語った。



涼くんの夢を聞いた時、胸がジーンと熱くなった。


龍友くんが、応援すると言って笑いあっている


二人の顔がすごく綺麗だ。



この2人は、もう繋がってるんだなと感じて



それは、AKIRAさんや啓司さんにも


分かっているようだった。



蒼宙と翼が花火をしたいと持ってきた。


凛ちゃんと葵ちゃんも2階から降りてきて


一緒にすることになった。



龍友くんと凛ちゃんの笑顔を眺めていると


葵「亜嵐くんは、辛くないですか?」


亜嵐「えっ?…、辛くないよ。

2人とも大切な人だから。」


葵「…、」



亜嵐「凛ちゃんのこと好きだよ…。

でもね、俺が入る隙なんかないでしょ笑」


葵「でも…、」


亜嵐「葵ちゃんはさ、凛ちゃんの親友でしょ?

別れてほしいの?」


葵「ちっ、違います!」


亜嵐「じゃぁさ、この話は終わり、ねっ。」


葵「…、私じゃ、ダメですか?」


亜嵐「ゴメンね。俺ね、こう見えてモテるから。

ましてや、大切な人との関係は無理。

後々面倒になるのもね…」


葵ちゃんは俯いたまま、動かなくなった。

それに気づいた啓司さんが

俺の頭をガシッと掴んで苦笑いした。


啓司「葵ちゃん、ちょっと部屋に戻ろうか?

なっ?」


凛ちゃんが心配そうな目で、

追いかけようとしたのを龍友くんが止めた。

そして耳元で何か話して抱き寄せた。


俺には

ー大丈夫だから。ーと。



AKIRA「亜嵐、片付け手伝って。

蒼宙、翼もそれで終わりな。」



涼くんが、近寄ってきて

涼「…、複雑です。

俺だけの妹だったのに…苦笑」


亜嵐「涼くん、岩さんの気持ちとはまた違う、

特別な妹と思ってもいいかな?」


涼「特別なお兄ちゃんなら歓迎です。

妹の彼氏はもう独占してるから、無理ですよ。」



涼くんのその言葉で、彼氏は龍友くんと

改めて突き付けられた。


ちゃんと言ってくれて、ありがとう。


健二郎さんとまなさん


龍友くんと凛ちゃん



涼くん、今度は君の話を聞いてみたい…

その強さに触れてみたい

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作者名:mana | 作成日時:2017年8月22日 23時

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