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蒼宙と翼が京都に来て1週間後、

涼くんが日本に帰ってきた。

その3日後には健二郎さんのお父さんが入院になり

凛はますます忙しくしていた。


8月には啓司さんやAKIRAさんが

その後には浅野先生が順にやって来る。


龍友「凛、無理するなよ。

生活がガラッと変わったから、

痩せたんじゃないか?」


凛「大丈夫だから。」


今の彼女の大丈夫は心配で、

できるだけ傍に居たいけど、

そんなことできる理由もなく、

誰か凛を助けてくれる人は…、…、あっ!


すぐに連絡したら、

ーある条件で、引き受けてくれた。ー



2日後、

葵「今日から、宜しくお願いします!」

凛「えっ?葵ちゃん?」

葵「凛のお助けマンに来ました!笑」

凛「もう!」

龍友「葵ちゃん、凛を宜しくお願いします。」

葵「お任せ下さい。報酬、期待してるから笑」

龍友「あぁ苦笑」

凛は何?と心配してたけど、

まぁね。と誤魔化した。



蒼宙「ただいま。」

翼「ただいま。」

涼「やぁ、葵ちゃん久しぶり。」

葵「涼さん、相変わらずイケメン!」

涼「苦笑、今日からよろしくね!」


今夜は賑やかになるな…



食事が終わったあと、涼くんから話があると

ビールを持って縁側に腰掛けた。


涼「おじいちゃん、入院少し長引きそうになる。

武田先生から今日話あった。」


龍友「状態悪いの?」


涼「いや。これからのことを思うとしっかり

治療しておいた方がいいらしい。

だから、話をしてきたよ。今は時間をかけてでも

ちゃんと治療してほしいって。」


龍友「そうか…」


涼「正太郎さんや健ちゃんが言うのが

筋なんだろうけど…。」


龍友「いや、凄いよ。

俺も出来るだけ協力するから言ってよ。」


涼「龍友くん…、もうさ、

バレるのも時間の問題だと思うんだ。


…、そのさ、プロポーズするなら、

健ちゃんやママ、おじいちゃんやおばぁちゃん達

の前でお願い出来ないかな…?」



龍友「いえ、涼くんや蒼宙だけでなく、

岩さんやメンバーの前でもしようと思います。

凛は、みんなに愛されて育ってきたのだから

皆に祝福してもらいたい。」


涼「ありがとう。

そう言ってくれて、嬉しいよ。

アイツはさ、俺の大事な妹だから、幸せになって

ほしいんだ。

龍友くんだから、渡せるんだ。」



龍友「涼くん…、

俺も家族の一員になってもいいかな…?」


涼「もう、なっちゃってるでしょ?笑」


隣でビールを飲む涼くんの目はとても優しかった…

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作者名:mana | 作成日時:2017年8月22日 23時

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