Please keep holding my hands. ーどうか、この手を離さないでー第7章

305 ページ9

目を閉じて一呼吸してノックした。


中に入ると





健二郎「おかえり。」






凛「皆さん、今まで隠しててゴメンなさい。」



頭を下げる。








隆二「凛ちゃん、まずは皆に顔を見せて。」


顔を上げると








岩ちゃん「おかえり。」



臣「おかえり。」


2人の顔を見ると安心して泣きそうになる。









健二郎「凛、早速やけど、


話せる所まで話をしてくれへんか？」









涼太「龍友くんは…、


元気ですか？」



GENERATIONSのメンバーは不安そうにしている。









凛「龍友くんは…、


今HIROさんからの別メニューを


一生懸命頑張っています。





そして、病院での治療も同時進行で行っています。







龍友くんの病名は心因性失声症です。


治療期間は未定です。」








亜嵐「えっ？未定…、」








凛「龍友くんは必ず戻ってきます。


それに休止とも思っていません。





今は個々を成長させる期間、



今のGENERATIONSには



それが必要だと考えています。」









裕太「個々を成長させるか…」





玲於「また勝手に先に行っちゃって…」




隼「俺らも動き始める時期やな…」









裕太「HIROさん、


俺らもこの前の話を進めていいですか？」









HIRO「よし、わかった。


お前ら２ヶ月間、行ってこい、NYへ。」









亜嵐「どういうこと？」






玲於「３人で話してたんだよ。


俺達だって、このままじゃ終われないって。


NY行って学んでくる。」








隼「涼太くんはどうする？」







涼太「…、僕も行きたいです！」









メンディ「俺と亜嵐くんは、EXILEの活動を通して


ここで居場所を残しておくよ。」









亜嵐くんだけが呆然としている。









健二郎「なぁ亜嵐、お前はリーダーとして




皆がいつ戻ってきてもええようにメンディと



頑張るんやろ？」









亜嵐「はい…」

306→←304

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す