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凛サイド
龍友くんと久しぶりのレッスン。
一つ一つ丁寧に音を取っていく。
彼から発せられる声は本当に力強くて
人を引き寄せる音色がある。
隆二くんもだけど、バラードの音域は
聴いていても息を呑む。
龍友「凛、1曲だけいいか？」
凛「うん。あまりキーが高いのはダメだよ。」
龍友「おん。じゃ、片想いで。」
この曲は私が龍友くんに出会って恋を知った時に
よく聴いていた曲。
あれからもうすぐ4年。
今なお、あなたが好きです。
♪君にかける一言を 考えている時間が
僕の今日1日を埋め尽くしてく
それで終わってしまっても 今はそのことが
嬉しいと思えるんだ…
高校生だったあの頃、
私は龍友くんに会えるのを楽しみにしていて
会えない日も彼のことを想っていて
そんな日々を過ごしていた。
それが恋だと…
生まれて初めて知ったんだ。
なんだか1人だけセンチメンタルになっちゃって
歌い終えた龍友くんに
龍友「あほぅ、陽菜がビックリしとるやろ苦笑」
陽菜ちゃんが心配そうに見てる。
凛「睫毛が目に入ったから痛くて…
陽菜ちゃん、大丈夫だからね。」
龍友「陽菜、ジュース買いに行こか。」
少しだけ1人になれた。
2人が帰ってくるまでに落ち着かなきゃ。
陽菜ちゃんが練習してる曲
ーI rememberー
龍友くんが初めて作詞した曲
DVD観て、選んだって。
陽菜ちゃんの大好きな龍友くん。
陽菜ちゃんのことを特別に想ってる龍友くん。
私と14歳も違うけど
手を優しく握る龍友くんにちょっと妬いちゃうな
龍友「凛、はい。」
戻ってきた龍友くんから渡されたアップルジュース
陽菜ちゃんの手にはオレンジジュース
ー私も、他のに替えようかな。
もう少し大人らしいのに。ー
龍友「どうした？今日は違う気分だった？」
凛「ううん。」
コンコン
亜嵐「武田先生、迎えに来られたよ。
あっ、凛ちゃんお疲れ様。」
凛「亜嵐くんもお疲れ様。」
龍友「陽菜、亜嵐くんとパパ呼びに行っておいで
ピアノ少しだけ練習すること伝えて。」
亜嵐「陽菜ちゃん、行こうか。」
2人が出ていった後、
レッスンの準備をしようとすると
龍友くんに抱きしめられた。
ーそんな寂しそうな顔するな。
俺は凛だけだよ。出会った時から、ずっと。ー
私も龍友くんだけ。
この先もずっと。
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mana(プロフ) - ちーたんさん» コメありがとうございます。いつも応援ありがとうございます。引き続き宜しくお願いします。 (2017年7月25日 20時) (
レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - ひにゃたさん» コメありがとうございます。応援して頂いてとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2017年7月25日 20時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - みーこさん» コメありがとうございます。拙い文章ですが、気に入って貰えるよう頑張ります。引き続き宜しくお願いします。 (2017年7月25日 20時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - なっちゃんさん» コメありがとうございます。完結できるように頑張ります。引き続き宜しくお願いします。 (2017年7月25日 20時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちーたん - manaさんの作品が大好きなので続きが気になります。更新を楽しみにしています。これからも宜しくお願いします (2017年7月21日 3時) (レス) id: 313b11c27c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mana | 作成日時：2017年5月10日 20時
