Please keep holding my hands. ーどうか、この手を離さないでー第7章

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実は…


まだ話してない。


凛も仕事が始まって、自分のことで精一杯な時


それに、健二郎さんから


浅野先生との話し合いもあるって聞いたから。


もう少し、話がまとまってからにしようと…





武田「俺も話はきいてるよ。


先輩は辞めさせないって言ってる。


俺も…、辞めて欲しくはないな…」




亜嵐「GENERATIONSのサポートもしてもらう


ことは負担にならないですか？」





武田「そうならないように、先輩はいろいろ


考えているんだと思う。


もちろん、ツアーを成功させることも踏まえてね」




龍友「宜しくお願いします、、」


ピコンッ！

武田先生が携帯に目を向けて、愛しそうに眺めてる

里美さんかな？



武田「これ見て？」


龍友「えっ？

蒼宙と翼と陽菜？」



亜嵐「この子が陽菜ちゃん？

メチャ可愛い。」



武田「今日ね、まな先生と麗華先生が里美達に

会いに来てくれたんだよ。

今月いっぱいで産休に入るだろ？

夏休みに出産だから、もしよかったら陽菜に

東京に遊びに来ないかって誘って頂いたんだ。」



龍友「陽菜はなんて…？」


武田「龍友くんの考えている通り、

いいお返事出来なかったようだ。

蒼宙くんと翼くんはとても親切にしてくれたと

里美が喜んでいたよ。」



亜嵐「あの2人は本当に兄弟みたいで、

それでいて周りの空気を読むのが上手いからな。」



武田「陽菜もお兄ちゃんが出来たみたいで

嬉しかったみたいだ。」



蒼宙と翼。


会いたかったな…




ピコンッ！

凛からだ。

ー夏休みに、蒼宙と翼が京都に滞在するみたい。

さっき、蒼宙から連絡があったの。

龍友くんに会えるのを楽しみにしていたよ。ー



絶妙なタイミング。



亜嵐「どうしたの？」




2人に携帯を見せると


武田「京都にか…


陽菜も喜ぶな…。」



亜嵐「龍友くん、また入ったよ。」


亜嵐くんと顔を合わせる




龍友「この2人には負けられないな。」


亜嵐「そこは負けたらダメでしょ笑」



ー2人はEXPG大阪校･京都校でも

レッスンもするようです。

いろいろ協力してくれるのかな。ー




たくさんの人がサポートしてくれる。


みんな1人じゃない。


そう感じてくれる暖かい気持ちになれることも


伝えられるといいな…

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