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武田「陽菜っ！！」
武田先生が、私達に頭を下げた。
龍友「陽菜、ちゃんと言え。」
そう言って陽菜ちゃんの手を握った。
陽菜「パパごめんなさい。
ひなは…、ひなは、良いお姉ちゃんになれない、
だって…、
耳も聞こえにくいし、
運動も出来ないし、
良いお姉ちゃんになんかなれないもん！」
武田「…、
陽菜、パパの声聞こえるかい？
龍友くんに教えて貰ったこと守れてないか？
凛ちゃんの優しさ伝わらない子なのか？」
武田先生の目は陽菜ちゃんを
しっかり見据えていた。
龍友「陽菜、ちゃんと答えろ。
今、ここで話さなきゃ、ずっとこのままだぞ。」
陽菜「ちゃんと聞こえてる。
でも、でも…」
武田「陽菜が5歳なら、パパとママも親になって
5歳なんだ。
赤ちゃんが生まれたら、
陽菜がお姉ちゃんになるのと同じ。
初めから良いお姉ちゃんなんていないんだよ。」
それでも納得いかなそうな感じなのを察した
龍友くんは私の顔見て頷く。
伝わるかな…
凛「陽菜ちゃん、
私ね、お兄ちゃんがいるの。
運動も出来て、友達も多くて、
何でも持ってるの。
でもね、お兄ちゃんはいつも言ってくれたの。
凛にしか出来ない事、俺の持ってないものを
たくさん持ってるんだから自信を持てってね。
陽菜ちゃんの頑張りを見てる人、
たくさんいるよ。
手を握ってくれる人もいるでしょ？」
陽菜ちゃんが龍友くんを見上げる。
龍友「陽菜なら、お姉ちゃんになれる。
ちゃんと、言えるようになったんだから。
さぁ、パパにギュッとしてあげて。
今温かくしてあげられるのは、陽菜だけだよ。」
龍友くんが、そっと陽菜ちゃんの背中を押す。
陽菜ちゃんが武田先生に駆け出して
2人で抱きしめあっていた。
龍友「行こうか…」
そう言って今度は私の手を握ってくれた。
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mana(プロフ) - ちーたんさん» コメありがとうございます。いつも応援ありがとうございます。引き続き宜しくお願いします。 (2017年7月25日 20時) (
レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - ひにゃたさん» コメありがとうございます。応援して頂いてとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2017年7月25日 20時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - みーこさん» コメありがとうございます。拙い文章ですが、気に入って貰えるよう頑張ります。引き続き宜しくお願いします。 (2017年7月25日 20時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - なっちゃんさん» コメありがとうございます。完結できるように頑張ります。引き続き宜しくお願いします。 (2017年7月25日 20時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちーたん - manaさんの作品が大好きなので続きが気になります。更新を楽しみにしています。これからも宜しくお願いします (2017年7月21日 3時) (レス) id: 313b11c27c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mana | 作成日時：2017年5月10日 20時
