Please keep holding my hands. ーどうか、この手を離さないでー第7章

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岩ちゃんサイド



今日は肩の状態を浅野先生に診てもらうため、


20時過ぎに病院に入った。





念のためレントゲンも撮ってもらったが、


軽い炎症だけで安心した。









浅野「まぁ、しばらく激しいダンスは


控える方がいいよ。」









岩ちゃん「今はちょっと難しいですけどね…。」









浅野「そうだよな…、



一番の売れっ子だから大変だけど



無理は禁物だよ。」









岩ちゃん「はい。」








浅野「岩ちゃん、明日は早いの？」









岩ちゃん「いぇ。午後からです。」









浅野「もしよかったら、今から飲みに行かない？」








岩ちゃん「えっ、いいんですか？」









浅野「久しぶりに飲みたい気分だから、


付き合ってよ。」









岩ちゃん「喜んで。」









浅野先生とサシ飲みは久しぶりで楽しみだ。





メンバーとは違い、話の内容も興味深い。






大人の男の飲み方を知っている人。






紳士でスマートだ。








それでいて、気取っていないところが


本当にカッコイイ。









浅野「岩ちゃんは、褒めすぎだよ笑」







岩ちゃん「俺、浅野先生に憧れてるんですよ。」









浅野「ありがとう。



でも、内面はさへタレで素直になれない馬鹿だよ。




いい加減フッ切ればいいのにな…」









岩ちゃん「…、彼女よりいい女性は


現れませんか？」









浅野「いないね…。





っていうか、



いないって決めつけてるんだろうね苦笑」






なんとなく、わかる気がする。





近くに居すぎるから余計この距離を保ちたいんだ。

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