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凛サイド
眠りから覚めると、
龍友くんにしっかり抱きしめられていることに
幸せを感じた。
でも数時間すれば、また離れてしまう。
もう少しこのままで…
そっと龍友くんの頬を触った。
綺麗な睫毛。
そして、少し伸びた前髪。
こんなに近くで、男の人を見たことがない…
自分の本当の父親は、
小学校に入る前に居なくなった。
幼稚園の頃はよく抱っこしてもらったような
感じはするけど、
顔まではハッキリとは覚えていない。
お兄ちゃんや拓ちゃんから、
なんとなく龍友くんに似ていると
聞いたことはある。
でも、性格も声も私を見ている目も違う、
お前も父親と龍友くんを見る感覚が違うだろ？
とお兄ちゃんから教えてもらった。
龍友「…、りん？
おはよう。」
凛「ゴメンなさい、起こしちゃった？」
龍友「ううん。それより身体、大丈夫か？
寒くない？」
凛「龍友くんがいるからあったかい。」
龍友「俺も。」
凛「…、りゅう、と、くん、…、大好き。
ギュって、…、して。」
龍友「どうした？」
凛「ううん、ゴメンね、なんでもない」
少し離れようとしたら、
何も言わず抱きしめてくれて、
泣いてるわたしの瞼にKissをした。
後頭部に回された龍友くんの手から伝わる
優しさに胸があったかくなる。
その回された手が私の左手を掴んで
天井の方に上げる。
そして彼の左手も私の左手の隣に…
お揃いのピンキーリング。
龍友「2年後、その隣の指に
一生取ることはない最後の指輪を渡すから。」
凛「ありがとう…」
2人の並んだ手を眺めていたら、
龍友くんの顔が急に飛び込んできて
初めて囁かれた言葉
龍友「愛してる…」
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ぶぅぶ(プロフ) - manaさん» いえいえ！更新、頑張ってください!!応援してます♪ (2017年4月24日 18時) (
レス) id: 931ce9a676 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - ぶぅぶさん» コメありがとうございます！共感して頂いたみたいで嬉しいです。更新頑張りますので応援してくださいね。 (2017年4月24日 10時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ぶぅぶ(プロフ) - 伝わりました!! 雪の音、自分自身ものすごく好きな曲なのですが、この小説を読んでてピッタリハマるなぁと思います！！ (2017年4月24日 0時) (レス) id: 931ce9a676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mana | 作成日時：2017年4月14日 17時
