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龍友サイド
レッスンの帰り道、
凛の手をしっかり握って歩いた。
いつも冷静な凛が涼太に放った言葉は、
どれも嬉しくて…
でも凛の顔見たら、守らずにはいられなかった。
もう、隆二さん以外の人とはレッスンは止めよう。
凛が立ち止まって、空を見上げた。
雪がヒラヒラと降りてきた…
龍友「凛？」
俺の手をギュッと握って、
凛「♫雪の魔法よ
解けないで
もう少しこのままで…」
凛の目から一粒の涙が溢れた。
龍友「バカ凛…、
こんなトコで泣くな。」
本当はここで抱きしめたいけど、
クリスマス前ということもあって人通りは多い。
俺は行くぞと言って、
2人で少し駆け足になりながら、
マンションに戻った。
上へ昇るエレベーターの中で、
俺の背中で泣いてる彼女はとても愛おしかった。
きっと、涼太に言ったこと後悔してるんだろう…
部屋に入り、
リビングでコートを脱いで暖房をつける。
彼女が俺のコートもハンガーに
かけ終わったのを確認して、抱き締める。
龍友「今日はありがとうな…、
凛の言ってくれたこと嬉しかった。」
凛「ごめんなさい…」
龍友「謝るな…、
涼太も玲於も亜嵐くんも分かってるから。
でも、レッスンはやっぱり俺と隆二さんだけ。」
凛「うん。」
明日のお昼には帰ってしまう。
凛と過ごす時間は本当に早くて、
もっと一緒にいる時間が欲しい…
俺の腰に回した凛の手が強く抱き締める。
きっと同じこと想っていてくれるのかな…
彼女の耳元で
ー…、抱いていい？ー
彼女の頭が縦に動いた…
もう、このまま此処でお互い求め合った。
初めて、そのまま繋がった…
凛を感じながら、絶対俺が幸せにしたいと
誰にも渡したくない、傍にいて…
俺は凛がいれば強くなれるから…
隣で疲れて眠っている彼女を
毛布で包み抱き締める。
そして、左手の小指にピンキーリングを…
左手は日頃から思い描いている願いを
叶えるんだって。
ー2年後、迎えに行くから、お互い夢を叶えよう。
そして…、俺のお嫁さんになって。ー
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ぶぅぶ(プロフ) - manaさん» いえいえ！更新、頑張ってください!!応援してます♪ (2017年4月24日 18時) (
レス) id: 931ce9a676 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - ぶぅぶさん» コメありがとうございます！共感して頂いたみたいで嬉しいです。更新頑張りますので応援してくださいね。 (2017年4月24日 10時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ぶぅぶ(プロフ) - 伝わりました!! 雪の音、自分自身ものすごく好きな曲なのですが、この小説を読んでてピッタリハマるなぁと思います！！ (2017年4月24日 0時) (レス) id: 931ce9a676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mana | 作成日時：2017年4月14日 17時
